お花見や歓送迎会など、これからお酒を飲む機会もありますよね。
どうせ飲むなら、悪酔いせずに気持ち良く飲みたいもの。
そこで今回は、二日酔いを予防する食べ物・飲む前にする予防策・飲んでしまった後でできる対策をご紹介します。
二日酔いを予防する食べ物
体に摂取されたアルコールはアセトアルデヒドに分解されます。
アルコールがアセトアルデヒドになってしまう前ならストレスから解放され楽しくお酒が進みますが、なってしまった途端、単なる毒素となってしまいます。
二日酔い防止のカギは以下の2点。
- アルコールが分解されないようにそのままの状態で長く保つ(体に吸収されにくくする)
- アセトアルデヒドになってしまったら素早く分解させる
1 の「アルコールが分解されないようにそのままの状態で長く保つ」ために、アルコールの吸収を抑える一番の効果がある食べ物は、脂肪を多く含むものです。
マカダミアナッツ、くるみなどが挙げられます。これらは飲む前に食べておくと効果的です。
また、飲む前にドレッシングをたっぷりかけたサラダを食べると良いでしょう。ノンオイルのものは除き、ドレッシングには多く脂肪分が含まれています。
「脂肪分は太るから取りたくない」という場合は緑茶を飲むと効果的です。緑茶にはカテキンが含まれ、これはアルコールなどの栄養吸収を阻害する効果があります。
2の「アセトアルデヒドになってしまったら素早く分解させる」ですが、アセトアルデヒドの分解を促進する食べ物がこちら。
しじみ・あさり・タコ・イカ・ナッツ類・鶏胸肉・卵・ゴマなどがあります。
お店で飲むなら何かしらメニューにありそうですし、コンビニでも手に入るものがありそうです。これらを積極的に食べましょう。
飲む前・飲んでいる最中にできる予防策
飲む前にできる予防策としては、先述した食べ物を摂取するという以外にも、「トマトジュースを飲む」という方法があります。トマトに含まれる「リコピン」と呼ばれる成分には、アセトアルデヒドの作用を抑制する働きがあります。
また、有名なものとして「ウコン」があります。
ウコンにはクルクミンという成分が含まれており、このクルクミンが二日酔い予防に効果を発揮します。クルクミンは基本的にはウコンにしか存在しません。お酒を飲む前にウコンを飲んでおくと良いでしょう。
ちなみにお酒を飲む前に飲んでおくと良いといわれる牛乳ですが、二日酔いの予防・防止にはほとんど効果はありません。牛乳には血管を収縮する作用が含まれるため、二日酔いのズキズキ頭痛に効果はありますが、飲酒前に飲んでも効果は期待できないようです。
飲んでいる最中にできる予防策としては水を飲むこと。二日酔いの原因の一つに脱水症状がありますが、お酒を飲んでいる最中に水分をとることで予防できます。
また、お酒を炭酸飲料で割って飲むとアルコールの吸収速度を早めてしまうことに。代わりに水割りやお茶割りで飲むようにしましょう。
飲んだ後にすること
〆にラーメンが食べたいな…なんてことがありますよね。私の場合は鮭茶漬けが食べたくなりますが、実はあれも理にかなっているんです。
アルコールには利尿作用があることは知られていますが、水分以外に失われているもののひとつに、塩分があります。
塩分も水同様に補給をすることで二日酔いを予防することができます。〆を食べるならラーメンの他、味噌汁やわかめスープが良いでしょう。
まとめ
【二日酔い予防で大事なこと】
①アルコールが分解されないようにそのままの状態で長く保つ(体に吸収されにくくする)
②アセトアルデヒドになってしまったら素早く分解させる
【飲む前】
トマトジュースを飲む、緑茶を飲む、ウコンを摂取、脂肪が多く含まれるものを食べる
【飲んでいる最中】
水を飲む、炭酸飲料は避ける、しじみ・あさり・タコ・イカ・ナッツ類・鶏胸肉・卵・ゴマなどを食べる
【飲んだ後】
〆を食べるなら塩分を含んだものを選ぶ
の以上でした。これらの対策をしつつ、お酒の量もほどほどに、楽しく飲みましょう。