引っ越しは何回もするものではないので、普段の買い物と違って分からないところもありますよね。
私は以前、大手の引っ越し業者で事務の仕事をしていたことがあります。
自分自身も何度も引っ越しをしたことがありますが、業界で働いてみて初めて知ったこともたくさんありました。
今回はそんな経験も踏まえ、引っ越し費用を安くするときのポイントをまとめてみました!
引っ越し費用を安くしたいときは?
引っ越しはする時期によっても、物件によっても、それぞれの荷物量によっても料金が変わってきます。
それぞれみんな違った条件や環境下で引っ越しをするので、人によって料金もバラバラです。
それでも、それぞれの人に共通する「引っ越し費用を安くするためのポイント」というものがあります。
1:何社かに訪問見積もり依頼をする
訪問見積もりは必ず依頼してください。
1社ではなく、最低2~3社は来てもらってください。数社が競合することによって最安値が出ます。
特に家族で引っ越しをする場合は必ず訪問見積もりを取ってください。
家族の場合は大型家具が多いので、家具の大きさと荷物量によってどの大きさのトラックを用意すれば良いかを見るためにも、業者には必要な作業だからです。
単身引っ越しの場合、3月の繁忙期以外での市内や県内での引っ越しといった近場の引っ越しなら、単身パックとほとんど値段が変わりません。
★単身引っ越しはこちらも参考に→引越し費用の相場は単身3月の場合は?安くする方法はコレ!
引っ越し見積もりを依頼するには、一括見積りサイトに依頼するのが一番手っ取り早いです。
自分のデータを1度入力すると数社に自分の情報が同時に届きます。
依頼をするとすぐに数社から連絡があるので最初はビックリすると思いますが、連絡があったところ・自分が気になっている引っ越し業者数社に訪問見積りを依頼すればOKです。
2:不動産屋と提携している業者があるかどうか
賃貸物件から賃貸物件へ引っ越し。
賃貸物件から新築へ引っ越し。
実家から賃貸物件へ引っ越し。
色々パターンはありますが、絶対どこかで不動産屋と接点がありますよね。
大手の不動産屋の場合は引っ越し業者と提携している可能性が高いです。小さい町の不動産屋でも、どこかと提携している場合があります。
もし不動産屋と引っ越し業者が提携していたら、不動産屋経由で引っ越し依頼をした方が、自分で業者に頼むより引っ越し代を安くすることができます。
法人価格になるので、個人契約のときより料金が安くなるんです。
不動産屋経由にする場合は、新しく契約した方の不動産屋へ依頼しましょう。
賃貸→新築といった場合は、賃貸契約でお世話になった不動産屋へ依頼して大丈夫です。
まだ私が引っ越し業者で働く前でしたが、賃貸→賃貸の引っ越しのときに不動産経由で業者依頼したことがありました。そのときは吊り作業があったにも関わらず、料金が安くてびっくりしたことがあります。
不動産屋にお世話になる機会があるときは、提携している引っ越し業者がないか尋ねてみてくださいね。
引っ越し料金を抑えたいときにすること
前章では「訪問見積もり」についてご紹介しました。
この訪問見積もり。
ちょっと面倒くさいなと思うかもしれませんが、ここで何を聞くかでも料金が変わってくる大事な局面ですよ!
訪問見積もりの良いところは、聞きたいことがあったら直接担当者に聞けるという点です。
最初に「ご希望の引っ越し日はいつですか?」と業者に尋ねられます。
希望日があれば伝え、日にちに余裕があるときは「安く引っ越しできる日はいつですか?」とズバリ聞いてみてください。必ず答えが返ってきます。
「この日とこの日しか空いていないけど、どちらが安いか?」
「10~25日の間だったら安く引っ越せる日はいつか?」
と自分の日程に合わせて聞くこともできますので、どんどん聞いてみて下さい。
また日にちだけじゃなく、時間帯によっても少し料金が違うんです。
多くの人はその日のうちに引っ越しにかかる作業を終えたいと思っています。なので朝からの引っ越しが多くなります。
逆に言うと、「夕方から引っ越しを希望する人が少ない」ということです。
そう、自分が引っ越したい日の日中にすでに他の引っ越しが入っていたら、夕方からの引っ越しにすると値引きしてもらえることが多いんです。
ただ引っ越し先の物件(特に集合住宅)によっては「○時までに引っ越し作業を終えて下さい」と決められている場合があるので、きちんと確認してからの方が安心です。
日にちと時間のどちらかに融通が効くときは
「安く引っ越しできる日はいつか?」
「安くなる時間帯はあるか?」
を聞いてみてくださいね。
あと「自分たちで小物は運ぶので、大型家具だけ運んでもらったら安くなりますか?」と聞かれることが多かったんですが…。
引っ越しはトラックを1台チャーターしてもらうことになるので、トラックに入るすべての荷物は同じ値段で運搬してもらえます。
なので段ボールなどはどんどん積み込んでもらいましょう。
その上で入りきらないものを自分たちで持って行くと良いですよ。
おわりに
引っ越し費用が安くなる方法についてご紹介しました。
知っているだけでも費用を安くできる簡単なことばかりなので、ぜひ覚えておいてくださいね。