「関東屈指の山車まつり」として知られる八王子まつり。
八王子まつりは毎年8月の第一金曜日を初日として金・土・日の3日間にわたって開催され、毎年70万人もの人でにぎわいます。
「お祭り」と一口に言っても、各地によってその魅力も様々です。
八王子のメインイベントでもある八王子まつりにはどんな魅力があるのでしょうか?
今回は八王子まつりについて、見どころや楽しみ方についてご紹介します!
最初に八王子まつりの歴史を少し。
かつては多賀神社の祭礼を「上の祭り」、八幡八幡神社の祭礼を「下の祭り」とし別々の日程で開催されていました。
それが次第にひとつとなり「八王子まつり」となりましたが、後に以前のように上の祭りと下の祭りを別とする形態を望む声が強くなりました。
そのため山車の巡行は、八王子地区の西側「上地区」と東側「下地区」というように分けて別々に行われる今のスタイルとなりました。
というわけで、八王子まつりのメインイベントはというと
初日→西放射線ユーロード
2日目→甲州街道
3日目→西放射線ユーロードと甲州街道の両方
という具合に行われます。
電車で来場する場合は駅の案内所やグッズ販売所でパンフレットを手にいれておきましょう。
駅以外では、八王子市の公共施設で手に入れることができます。
見開きの地図や日ごとに行われる行事はもちろんのこと、山車や神輿の情報も全部載っています。山車・神輿の進行方向も分かるので持っておくととっても便利です。
八王子まつりの見どころや楽しみ方
●山車がすごい!
八王子まつりのメインといったら山車。
他のお祭りと比べると山車の数が多いので、それぞれ違った彫刻を施した様々な山車を見ることができます。また夜は山車がライトアップされ、昼間とは違った顔を見せてくれますよ。
動き出す際にはときどき紙吹雪が舞い、お祭りを盛り上げてくれます。
そんな山車の巡行を見物できるのは2日目と3日目。一番の見せ場は「ぶっつけ」と「辻合わせ」です。
●ぶっつけとは?
山車がすれ違うときにお互いのお囃子を競い合うこと。相手のお囃子につりこまれた(引き込まれる)方が負けとなります。
ぶっつけは2台だけとは限らず3台4台が競い合うこともあり、その様子は熱気を帯びています。
●辻合わせとは?
山車が辻、今で言う十字路に集結します。
上地区と下地区とでそれぞれ見ることができ、辻に集結した山車がお囃子の競演を行います。
山車がずらっと勢ぞろいした様はまさに圧巻です。下地区ではこの後、山車年番送りが行われフィラーレを飾ります。
●御神輿がすごい!
関東屈指ともいわれる重さ4トンもの多賀神社宮神輿「千貫みこしの渡御」も見どころです。
担ぎ手は延べ1600人ということからも、その規模の大きさが伺えます。
甲州街道を約2時間をかけて練り歩きます。勇壮なその様子は見応えありです。
●関東太鼓合戦がすごい!
関東太鼓合戦が行われるのは祭り2日目の甲州街道。
街道には約20もの団体が集結し、八王子の街に迫力のある太鼓の音を響かせます。
甲州街道のあちこちで2時間にわたり太鼓の脈動を楽しむことができます。
●スタンプラリーが楽しめる!
毎年好評なのがスタンプラリー。
スタンプは上地区9カ所・下地区10カ所の合計19カ所に置かれ、合計8カ所以上の朱印を集めると抽選で賞品が当たります。
特賞・1等・2等があり、どんな商品かは毎年違うので行ってからのお楽しみ。
ほかにパーフェクト賞が設けられており、すべての箇所の朱印を集めた方に先着順で素敵な景品がプレゼントされます。
詳しくはパンフレットに記載されていますのでご覧ください。
おわりに
今回は八王子まつりの魅力について主だったものをご紹介しました。
この他にも「夏季全国氷彫刻展」で全国から集まった氷彫刻を作る料理人の方々の力作を見ることができたり、3,000人もの踊り手が舞う「民謡流し」などが楽しめます。
そして祭りといったら屋台。300近い数の出店が楽しめます。
八王子のソウルフードである「パンカツ」も食べることができるので試してみては?
熱中症にも気を付けながらお祭りを楽しんでくださいね。