日本の三大酒どころといえば?
京都府の伏見、兵庫県の灘、そして広島県の西条。
そんな広島県東広島市の西条駅周辺で行われるお酒の一大イベント、「酒まつり」。毎年県内・県外各地から約20万人以上の人が来場します。
西条駅周辺の酒蔵の蔵が開放され酒まつりの会場となりますが、お酒の試飲販売や酒蔵コンサートなども行われ、お酒にまつわるグルメも充実しています。
そんな酒まつりの目玉グルメとも言える美酒鍋。一体どんなもの?食べるには予約が必要ですが、予約の仕方や予約ができなかった場合は?
これらについてご紹介します。
酒祭りin西条の美酒鍋とは?
美酒鍋は東広島の郷土料理ですが、もともとは酒蔵で働く蔵人たちの間で食べられていた「まかない料理」でした。飲んでいたお酒をどんどんつぎ足し、鍋の具材もつぎ足しながら食べていました。
美酒鍋会場ではお鍋に必要なセットは用意してあるので、あとはセルフサービスで自分たちで鍋を作るようになります。テントが張られているので雨が降っても安心です。
作り方はとっても簡単。
まずニンニクを炒めて香りがたってきたら肉を炒めます。そしてお酒を投入。お酒が余ったら飲めます笑
お酒が沸騰したところで野菜を入れ、野菜が煮えたら塩とコショウで味つけ。
味付けがとてもシンプルですが、お酒が素材の旨みを存分に引き出してくれるので、あっさりとしていてペロッと完食してしまいます。
アルコールは飛んでしまうので、お酒が苦手な方や子供でも安心して食べられます。
酒祭りin西条の美酒鍋の予約は?
「美酒鍋会場」で美酒鍋を楽しむには予約が必要です。
公式HPに予約についての詳細が発表されますが、毎年、早ければ9月10日前後、遅くて20日前後から予約開始になります。
1卓で4人分となっていますが、必ずしも4人で行って食べないといけないというわけではなく、2人で4人分食べようが5人で食べようが、そこは自由です。
予約方法は以下のどちらかになります。
①「西条酒蔵通り観光案内所」に直接出向いて窓口予約
②電話で予約
電話予約の場合、電話番号は毎年同じというわけではありませんので、公式HPでご確認の上ご連絡ください。電話は予約期間内の10時~16時までしかつながりません。
予約をしてから1週間以内に支払いを済ませないとキャンセル扱いになりますので、期限を過ぎないように気を付けてくださいね!
支払い方法は以下の3通りです。
①窓口持参
②銀行振り込み
③現金書留
酒祭りin西条の美酒鍋の予約ができなかったら?
美酒鍋広場の予約ができなかった場合、美酒鍋が食べれなくなってしまうんでしょうか?
そんなことはありませんのでご安心を!
まず、美酒鍋広場の入り口付近で当日の予約を受け付けています。
また各酒蔵が自分たちのところで美酒鍋会場を作っています。
今日は西条酒まつり。お客様が来るまでの間に旦那と酒まつりへ。まずはうちから一番近い酒蔵の山陽鶴酒造さんへ。店頭ではお酒の販売、裏では焼き牡蠣や美酒鍋などの販売、さらに奥には予約制の美酒鍋会場があります。美酒鍋会場の隣にはちょい呑み処もあります。 #西条 #東広島 #酒まつり pic.twitter.com/XwuPhewIcB
— ひげねこチョビ (@chobichobi921) 2016年10月8日
酒蔵主催の美酒鍋会場はほとんどが予約制ですが、中には予約なしで入れるところもあります。またこんな声も。
美酒鍋会場(市役所駐車場)は鍋4人前(すき焼き鍋サイズで2回分+日本酒三種(西条鶴、亀齢、白牡丹)計900ml)で前売り券8800円でしたよ。
酒広場内でも美酒鍋売ってるらしくて、そっちは一杯700円らしいです。量違うのかな?— やっすん(ローリー) (@Daisuke_Yasuda) 2016年10月8日
酒広場でも美酒鍋を売っているんですね。
また酒蔵付近のお食事処でも美酒鍋を振る舞っています。
例えば賀茂鶴酒造の直営店である「佛蘭西屋」。
美酒鍋の元祖とも言われるお店で、ランチがリーズナブル。
他にも「ふく政」や「欅」など有名なお店がたくさんありますので、会場以外でも美酒鍋を堪能することができます。
ただしこれらのお店は毎年常連さんの予約ですぐ満席になってしまうので、気になったらすぐに連絡してみることをおすすめします。
というわけで、美酒鍋広場以外で美酒鍋を食べるには
①酒蔵の美酒鍋会場
②酒広場
③お店
これらと、プラス当日予約ということになります。
予約なしで食べようと思ったら
①予約なしで入れる酒蔵の美酒鍋会場を探す
②酒広場で買う
ということになりそうですね。
酒蔵は西条駅周辺の徒歩圏内に密集しているので、十分歩いて探せますよ。
まとめ
酒まつりでは美酒鍋だけでなく、酒米で作ったきりたんぽや大吟醸アイスクリームなど、お酒にまつわるグルメもたくさんありますので、当日はお腹ぺこぺこで会場入りすると良いかもしれませんね笑
また酒祭りで賑やかなときではなく、普段の静かな街を訪れてゆっくり酒蔵巡りをするのもおすすめです。何度も訪れてみて下さいね。