紫外線はすでに3月頃から強さを増し、5月~8月にかけて最も強くなると言われています。
1日15分程度の日光浴は推奨されているものの、肌の老化原因のなんと約9割が紫外線と言われています。
「今日は曇りだから紫外線対策しなくてもいっか~」なんて思ったこと、ありませんか?
良くありません。
晴れの日を100%とすると、曇りの日でも60~80%,雨の日でも30%程度の紫外線は地表に到達しています。なんと!雨の日も気が抜けないとは…!
紫外線を浴びすぎてしまうと老化だけでなく、肌荒れやシミ・免疫力の低下・皮膚ガンの誘発など、マイナス要素のオンパレード。と言うことは、すぐにでも紫外線対策を始めないと将来マズいことに。
今日は紫外線対策として
・UVカット素材は本当に効果があるの?
という疑問にお答えします。
紫外線対策になる服の色は?
多くの人が紫外線対策には「黒い色の服」と思っていると思います。夏はよく全身黒づくめの「はっ!もしや忍びの者…?!」という人にで出くわしたりするので、私もずっとそう信じていました。
しかし以前、雑誌を読んでいたときに実はNO.1は黒では無かった事実を知り、愕然としました。その色は……
驚愕の事実を知ったとき、私はユニクロで買ったけど着すぎてヨレヨレになっていた黒Tシャツをやっと捨てました。
私がここでこう書いているだけでは胡散くさいだけなので、きちんとした研究結果を色々と調べてみました。
その結果、黄>赤>青・黒の順に防御機能は高いということが判明。
黄色は着るにはなかなか勇気がいる色なので、無難な黒に落ち着いた感がしないこともないですが…。
そして色々なレポートを読んでいるうちに、服の色だけでなく、「素材や織り方によっても紫外線防御機能に差がある」ということが分かってきました。
紫外線対策になる服の素材と織り方は?
素材による紫外線防御力の違い
暑い季節は汗をよく吸ってくれることや肌触りが良いことから、綿の服をよく着るという人も多いと思います。しかし綿とポリエステルを比較した場合、ポリエステルの方が紫外線透過率は低いという結果がありました。
綿とポリエステル素材では、「ポリエステル」の方が紫外線対策になるということです。
織り方による紫外線防御力の違い
夏の衣服によく使われる織り方の「平織」は、糸と糸の隙間が多く通気性に優れているのが特徴です。でも隙間が多いということは、裏を返せばそれだけ紫外線が肌に触れてしまうということに。
一番紫外線を通さないのは織り方は「綾織」です。これはデニムに代表される織り方。
紫外線対策には「綾織」が優れています。
こんな感じで、服を選ぶときには素材と織り方に注目してみてくださいね。
紫外線対策でUVカット素材って効果があるの?
服を買おうと思ってお店に行くと「UVカット加工」といった宣伝文句をよく見ますよね。
「○%」とカット率を明記してくれているならまだしも、何%かも分からないものもあったりしますが、気を付けなければならないのは生地に紫外線吸収剤を付けているタイプの衣服。
紫外線吸収剤を付着させたタイプの服は、洗濯をするごとにだんだんとUVカット機能が薄れていってしまうんです!
この手の服は、UVカット機能が期待できるのは2~3年が限界ではと言われています。
UVカット素材は買ったばかりのときは効果がありますが、何年も着ている場合は要注意ということですね。
一方、紫外線を防ぐ成分を持った物質を繊維の中に織り込んでいる生地は、その類ではありません。よく「永久カット」などと言われて売られているのを見かけます。
ここまで読むと、「じゃあ永久カットの生地を買った方が良いのか~」となると思うんですが、永久カットを買わなくても大丈夫な方法がありました!
それは「蛍光増白剤が含まれている洗剤を使う」こと。
蛍光増白剤にはUVカット能力を高めてくれる働きがあります。そしてUVカット加工の服を持っていなくても、洗濯をすることで大半の服にある程度の紫外線カット力をつけることができるんです。
今現在では環境に配慮して蛍光増白剤が配合されていない商品がほとんどなので無理におすすめする方法ではないんですが、粉タイプの洗濯洗剤には入っていることが多いです。粉洗剤をメインで使用しているご家庭なら、そういう働きがあるんだなということで覚えておいて損は無いと思います。
紫外線対策になる服の色と素材 まとめ
●紫外線対策に有効な色は黄色>赤>青・黒の順番。素材はポリエステル。
●蛍光増白剤の洗剤を使用すると紫外線予防になる。
でした!服選びの参考にしてみてくださいね!