読書感想文の書き方は?小学生向けの文の構成や例と教え方

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読書感想文の書き方は?小学生向けの文の構成や例と教え方

小学生の頃、私は読書感想文を書くのが苦手でした。
というか嫌い!

ましてやそれを子供に教えるとなると、何をどう伝えれば良いのかさっぱり。

そもそも読書感想文の構成の仕方って?
きっと構成の仕方が分かれば、子供もコツをつかんでくれるはずです。

今回は小学生に教える読書感想文の書き方をご紹介します!

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読書感想文の書き方 小学生向けの文の構成

子供が書いた感想文を読んでみると「面白かった」「すごいと思った」の簡潔な一文でまとめられていて、「何が?」と思わず聞いてしまいたくなる文がほとんどではないでしょうか。
うちの子も「面白かったです。また読みたいです。」がお決まりになってしまっています…。

このような場合は本は読めているけど書き方が分かっていないだけなので、最初に文の構成の仕方を教えてあげると良いですね。

おおまかな構成はこんな感じです。

①書き出し
②簡単なあらすじ
③思ったこと・考えたこと
④結び

詳しくみていきましょう。

読書感想文の書き方 小学生向けの例

①書き出し

私はいつも「○○という本を読みました。」と書いたところで一旦停止していましたが、別のことを書いてみましょう。

例えば本を選んだ理由について。
「題名が面白そうだったから」「表紙のイラストが格好良かった/可愛かったから」「前から読んでみたかったから」「お母さんに勧められて」など、単純な動機や素直な気持ちで大丈夫です。

また、字数の関係で①②は飛ばして③から書き始めても構いません。読書感想文の書き方は自由です。
最初から感想を書き始める場合は、書き出しとしてはこちらを参考にしてみてください。

  • 一番心に残った文章を書き出す…どうしてその文が良いと思ったか、その文を読んでどんなことを思ったかなど
  • 一番強く印象に残ったことから書く…なぜ印象に残ったのか、その出来事で自分がどう感じたかなど
  • 登場人物に話しかけるように…登場人物に手紙を書いたり話しかけたりする感覚で

書き始める前にタイトルをつけると、これからどんなことを書いていくのか視覚化されて書きやすくなると思います。
難しい場合は全部書き終わってからタイトルを決めましょう。 
タイトルを決めるときのポイントは「自分の気持ちや考えをうまく伝えられるような一文にする」ことです。

②簡単なあらすじ

ここで字数をかせぐためにダラダラと書いてしまいがちですが、どんな出来事があって誰がどうした、という程度の簡潔なものにします。詳しく書く必要はありません。
ここでは自分の感想を書かないのがポイントです。

③思ったこと・考えたこと

一番力をいれて欲しい箇所ですよね。具体的にはこんなことについて書いてみましょう。

例)

  • 登場人物について思ったこと…どうしてあのときあんなことをしたのか?など
  • 自分や家族、友達と比べてみて…登場人物と自分、家族、友達などを比べてみてどんなところが一緒/違って、それについてどう思ったか?など
  • 自分の気持ちの変化…本を読む前はこう思っていたが、本を読んでみてこんなふうに考えが変わったなど
  • 自分自身が体験したこと…本を読んで思い出した自分自身が体験した出来事、またそれに加えて「あのときこうしたら良かった」という気付きや「次はこうしたい」など今後の目標
  • 本を読んで初めて知ったこと…今まではこうだと思っていた/知らなかったが初めて知って驚いた、こんなところに感心した、次はこんなことを知りたいなど

④結び

感想文の終わりはこんなことを書くと締まります。

例)

  • 本を読んで一番強く感じた事や心に残ったこと
  • 本を読んで学んだことを今後自分の生活にどう役立てていきたいか、または役立てたいと思った事柄
  • 自分だったら物語をどう続けるか
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読書感想文の書き方の教え方

文の構成の仕方は把握できたと思いますので、あとはお子さんが考えをうまくまとめられるように、難しい部分は手助けをしてあげられると良いですね。

感想文でつまづくのは③④の部分が多いかと思いますが、うまく書けない場合は「問い」の部分をこちらが提示してあげると良いでしょう。

例えば「主人公が○○したところが面白かった」という場合、
「なんで主人公は○○したんだと思う?」
「自分だったら(家族だったら)どうしたと思う?」
「あなたは似たような経験をしたことがある/したいと思う?」

などなど、具体的に質問をして「面白かった」という答えに結びつく前の、途中の考えや思ったことを引き出してあげます。
そうすると、その「問い」に対して「答え」の部分が膨らみます。それがそのまま③や④になります。

また子供が書いたものがいまいちだったとしても、ダメ出しはしないこと。誰でも自分が作りあげたものを根底から否定されるのってイヤな気持ちになりますよね。それは子供でも同じこと。

私は昔お花を習っていたんですが、先生はいつも「ここをこうしたらもっと良くなるよ」と言って、私が生けたお花を基に手直しをしてくれたものです。「最初からやり直し」なんてことは絶対にありませんでした。
またダメな部分ばかりでも、「ここはすごく上手に出来たね」と何かしら褒めてもらえるので手直しも気分良くできました笑

子供が書いたものや、これから書こうと思っていることを骨組みとして、よく書けたところは褒めつつそれを膨らませるお手伝いをしてあげられると良いですね。


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おわりに

というわけで、読書感想文の構成の仕方は

①書き出し
②簡単なあらすじ
③思ったこと・考えたこと
④結び

を参考にしてください。
③④の部分で全体の約7割を占めれると理想的な感想文となります。

読書感想文はただ本を読んでの感想だけではなく、自分自身と照らし合わせたり自分を振り返ったり、本を通して何を学び、どう自分の生活に役立てていこうと思うのかなど、自分の考えや思いを自由に表現することに意味があります。

うまく書くことではなく、何を書くかに注目してあげてくださいね。

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