子供のパスポート申請するのに写真が必要ですよね。
大きい子なら本屋さんの前なんかにある証明写真で簡単に撮れば良いけど、小さい子の場合はそうもいきませんよね。
また家族分の写真を撮らないといけないから、出費を抑えたいということもあります。
そこで「家でデジカメで撮ろう」ということになるんですが、子供のパスポート申請用の写真を撮るときってどんなことに気を付ければ良いわけ?
子供のパスポート写真をデジカメで撮るときのポイントを、実際に我が家が撮影したときのことを交えてご紹介していきます!
パスポート子供の写真デジカメでの撮り方のコツ
まず、「どんな写真を用意しなくちゃいけないのか」ということから確認していきましょう。
これを知らなかったら始まらないんでね。
パスポート写真の規格
外務省のHPに記載されているパスポート写真についての規格がこちら。
- 子供だけが写ったもの
- 6か月以内に撮影したもの
- 正面を向いている、帽子はダメ、無背景
- サイズは縦45ミリ×横35ミリ(ふちなし)
- カラーでも白黒でもOK
- 写真が鮮明
- 明るさやコントラストが適切
- 影のないもの
- 顔の縦の長さは34±2ミリであること
- 背景と人物の境目がはっきりしていること
- 眼鏡のレンズに光が反射していないこと
- 前髪などで顔のパーツが隠れていないこと
- 通常の顔と著しく異ならないもの
- ヘアバンドはダメ
- 写真に変色、傷、汚れがないもの
- デジタル写真では、階段状のギザギザ模様が入っていないこと
- デジタル写真では、写真専用紙等を使用し、画質が粗くないこと
少し分かりやすく言い換えてみましたが、とにかく規定がめちゃあります。
この中にはありませんが、他にも気を付けることとして髪につけるピンに注意!
飾りがついているピンをして写真を撮ると申請に通りません。
髪にピンを使うときは、昔からある「あまり目立たない黒い細いピン」がありますよね。あれを使いましょう。
では実際にうちが子供(2歳)の写真を撮ったときの様子と共に、デジカメでの撮影のコツをご紹介していきます!
パスポート子供の写真の背景は?
写真は無背景ということなので、うちは白い壁の前で撮りました。
白い壁がないときはシーツやバスタオルなど、大きめな白い布を壁にガムテープなどで貼って作ってしまいましょう。
このときに「人物と背景の境目がはっきりしていること」という規格があるので、白い服を着せないこと。
カラーで申請するときは白い背景を用意する必要がありますが、どうしても白い背景が作れない場合は、薄い色の布(無地)などで代用して白黒写真で申請するという手もあります。
写真撮影におすすめなのは午前中です。まだあまり太陽が上に昇っていないので、自然光が窓から入ってくるんですよね。
なので窓に近いところで撮影します。部屋が明るくても電気をつけてくださいね。
大きな子は撮影の間じっと座っていたり立っていたりしてくれますが、小さな子の場合はそうもいかない。
小さな子の写真を撮るときは椅子を用意しましょう。普通の子供用の椅子なんかで十分です。
うちは普段使いしている座り慣れた椅子を用意しました。背もたれが写らなければなんでも良いです。
椅子は壁際にくっつけて置くと子供の影が壁にうつってしまうので、ポイントとして少し壁から離しておくこと。立たせるときも同様です。
また窓のある方向に顔が向くように座らせると、顔に影ができにくくなります。
写真を撮ったあとで明るさの加工ができますが、うちはなるべく元の写真を明るく撮っておきたかったので、簡単なレフ版を作りました。
お盆にアルミホイルを貼っただけ。
これ、写真を撮るときに子供自身に持たせておくと、顔が結構明るくなりますよ。
顔に光が当たるように親がお盆の角度を調節する必要がありますが、私は左手でレフ板の角度調節、右手にデジカメというスタイルで1人で撮影しましたが、うまくいきました。
パスポート子供の写真は笑顔はダメなの?
撮影のときに気を付けるのは、子供が笑わないこと。歯を見せて笑っていたり、笑顔いっぱいで顔がくしゃくしゃになっているものはダメ。
少し微笑むくらいなら良いですが、一番無難なのは無表情です。
うちは2歳の子の写真撮影に臨みましたが、無表情な顔を撮るのって結構難しい…。しかもしっかりレンズの方を見てもらわないとダメなんですよね。
ちょっと時間はかかりますが、何度も撮り直しができるのが自宅撮影のメリット。長丁場になったときは休憩を挟んだりして、気分転換をさせながら頑張ってくださいね。
うちは自作レフ板を持たせていたので、子供の興味がそちらに行って下を向いていたんですよね。そのときに名前を読んで、子供が顔を上げた瞬間を狙って撮りました。
「ん?なに?」みたいな顔をしていますが、無表情に近かったです。
小さい子は一瞬だけ興味をひかせて、その瞬間に撮るのがおすすめ。
おわりに
デジカメの設定がよく分からないときは、暗い場所でも明るく撮ってくれるモードや、美肌モードなんかに設定しておけば良いと思います。
とにかく背景に気を付けて、「バックに影ができない・髪が顔にかからない・笑わない・顔に影ができない」ということに気を付けておけば、あとは加工で何とかなります。
頑張ってください!
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