最近は綺麗にリノベーションをして売られている中古物件もたくさんありますが、買った後にリフォームやリノベーションをする場合もありますよね。
そういう私達夫婦も買った後でリフォームをして住み始めました。
リフォームやリノベを予定している場合は、現状渡しの物件だったり、売主が住んでいるところへお邪魔して内覧をする場合がほとんどです。
そういった中古マンションの購入を考えているときは、内覧のときにどんなことに注意したら良いんでしょうか?
売主が居住しているときの注意点
最初に売主がいるときの注意点をご紹介。
売主が居住しているところへお邪魔して内覧するときは、直接売主から話を聞けるので良い点もあります。
反面、やはり人間なので、失礼なことがあるとこちらが希望しても売主が売ってくれないということがあります。
売主が居住しているところへ内覧に行くときは
- 靴下は必ず着用
- 収納スペースなどは許可を取ってから開けること
- 写真を撮りたいときは許可を取ってから
- 売主の前で失礼なことは言わない
ということに気を付けましょう。
売主への手土産は特に必要ありません。常識内で行動すれば大丈夫です。
中古マンション内覧のチェックポイントは?
まず始めに、良いなと思った物件には何度も内覧に行ってみることをおすすめします。
私達夫婦なんて、3回内覧して何度も確認した上で今のマンションに決めました。(空き部屋だったからっていうのもありますけど)
一番最初の内覧では、住宅設備の不具合箇所を確認することが大切です。
その上でもう一度行ってみたいと思う物件は、その時点で購入の候補に入っているはず。そのときになって家にある家具が置けるかだとか、そういった細かいことを見ていけば良いでしょう。
- マンション内が綺麗に保たれているか?
- 日当たりはどうか?
- ドアや窓の開閉がスムーズか?
- 床や壁にキズやシミがないか?
- 修繕箇所の確認
- マンションの管理規約の確認
マンション内が綺麗に保たれているか?
マンションが綺麗に保たれているかどうかは、そのまま資産価値に直結してきます。
よく管理されているマンションはゴミステーションや自転車置き場がよく整理整頓され、掃除もこまめにされています。
大抵は管理会社にマンションの管理を任せているところが多いので、よっぽどでなければ明らかに「汚い」ということは無いと思います。
でもたまにマンションの住人でマンション管理を行っているところがあるんです。そういったマンションは避けた方が無難でしょう。
やはり素人より、プロに任せている方が資産価値を保つという点で安心ですから。
日当たりはどうか?
西日がガンガン入ってくるとかベランダの日当たりが悪いとか、日差しって結構重要です。「昼なのに電気をつけないと暗い」とか、本当にたまにありますからね。
売主がいるときは、季節による日の入り方がどう違うかも聞いてみてください。
また何回か内覧に行くときは、最初に行ったときと時間帯を変えて行ってみるのがおすすめです。
ドアや窓の開閉がスムーズか?
ドアの蝶番の調子が悪い程度なら別に良いですが、窓やサッシが開けにくいとなると部屋が歪んでいる可能性があります。
古いマンションだと何度か地震を経験していますが、きちんと建てられているマンションだと窓がひどく歪むことはまず無いと思います。
私が住んでいるマンションも1度大きな地震があった上、今現在築27年と古いですが、窓が開けにくいことは全然ありません。
床や壁にキズやシミがないか?
特に重点的に見るのはキッチン・お風呂・トイレといった水まわりです。
何故ならここに不具合があってリフォームしようとなると、お金が結構かかるからなんです。
もしまるまるリフォームするとなると、目安としてキッチン100万円・お風呂100万円・トイレ60万円と思っておいてください。
中古なので多少汚れていたり古いのは仕方ないんですが、古さより不具合がないかどうかをチェックしましょう。
水まわりがある周辺の床が浮いていないか、水が飛び散るはずもないような場所のクロスに水漏れの跡がないかどうか、蛇口は壊れていないかなど。
またリフォーム歴があれば、「何年何月にどこをリフォームした」ということも教えてもらえます。そういった情報からも判断してみてください。
修繕箇所の確認
特に空き物件のときに注意が必要です。
あらかじめ取り換えが必要な箇所は内覧の際に教えてもらえますが、取り換えにいくらかかるかが重要。
例えばうちの場合は給湯機とキッチンの水栓の取り換えが必要でした。また洗面台の扉が開きにくいということもあったので、リフォームの際に修理してもらいました。
最初にしっかりと修繕が必要な箇所を把握しておかないと、後のリフォームやリノベーションの際に予算オーバーしてしまうことになります。
マンションの管理規約の確認
マンションの管理規約(冊子)にはペットや楽器演奏に関すること、リフォームに関することなどの細かい決まり事が書いてあります。
特に購入後にリフォームやリノベーションをする場合は、管理規約によっては自分の希望通りにできない可能性が出てきます。
大抵は専有部分なら自由にして良いことが大半ですが、契約したらすぐにリフォームまたはリノベに取り掛かることになるので、事前に確認しておきましょう。
おすすめな内覧パターン
内覧に行くと、土日と平日・午前と午後など、行く曜日や時間帯によって感じることが違ったりするんです。
例えば平日に内覧に行くと、ほとんどの人は仕事や学校で家にいないので静かに感じます。
ところが夕方になってみんなが家にいる時間帯になると「上の階の人の足音が気になる」とか「楽器の音がうるさい」とか、気になることが出てきたりします。
おすすめなのは夕方くらいにもう一度内覧に行ってみること。
このときには西日がどのくらい部屋に入ってくるかも見ることができますし、家の前の道が帰宅ラッシュでどのくらい混むかなんかも分かります。
また時間があれば、夜間にもマンションの前を通ってみてください。マンションの周りに24時間営業のお店や、遅くまで開いているお店がある場合は特に。
夜になると若者が集まってきてうるさいだとか、やたらパトカーが来るとか、昼では分からない治安面のことが分かります。
おわりに
私達夫婦が中古マンションの内覧のときにどんなことに気を付けたかも交えてご紹介しました。
内覧は最低でも2回は行ってみると良いと思います。
私は2~3回目の内覧でメジャーを持って行き、家具が置けるかを検討するために壁の長さやキッチンカウンターの大きさなどをしっかり測りました。
以上、内覧の際の参考にしてみてくださいね。