節約や貯金だけで大丈夫?~資産運用セミナー体験レポ②~

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前回の続きです。

中長期的に育てるお金について見ていきます。

大きなリスクは避けたい

資産運用というと、大半の人が株を思い浮かべます。
私もママ友と投資の話をしていると「株?」と聞く人が実際多かったです。

しかし私のような主婦や何も知らない人間がやるには株はギャンブル性が強いですし、できれば元本割れはしたくないもの。
かといって、ローリスク・ローリターンの部類の貯金は、前回の記事で述べたようにほとんど増えない。

そんなときに選択肢としてあがってくるのが「投資信託」です。
投資信託でも、一括でまとめて購入するものと毎月同じ金額を投資していく積立投資とあります。
一括購入はギャンブル性が高いので、毎月積み立ての分散投資という形をすすめられる場合が多いと思います。

経済は日本だけを見てみるとすでに成熟しきっていますが、海外に目を向けると、これから発展していく国やその途上にある国がたくさんあります。
(昨日なんて主人とネットを見ていたら、南アフリカの株で運用率32%なんてのがありました!)

分散投資は

  • 株式や債券などにバランス良く資産を分散
  • 通貨を分散させる(ドル・ユーロ・円など)
  • 投資先の国を分散する

という具合に「投資先を分散」することによってリスクを軽減させることを基本としています。

我が家には子供が2人いますが、1人目が産まれたときはまだ資産運用をしていなかったので、普通に学資保険に入りました。
学資保険の中でもリターンの良い部類の商品でしたが、2人目が産まれたときには学資保険には入らず、代わりに投資信託にしました。
今現在は始めてから1年くらい経ちますが、運用率は6%です。
同じ商品を10年前に始めた人なんて、なんと17%。

…預金金利は何%でしたっけ? 0.001%でしたよね。どちらが得かは火を見るよりも明らかです。

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積立投資の仕組み

実際には、積立投資ってどうやるの?

積立投資では毎月決めた金額だけを運用に回していきます。
「ドルコスト平均法」と言い、長期運用に適した運用方法になります。

ドルコスト平均法とは
値動きのある金融商品を同じ金額ずつ、定期的に継続して購入する投資方法です。同じ金額ずつ購入するので、価格の高い時には少なく、低い時にはたくさん購入できます。平均すると低コストで購入することができるため、定期的に一定の口数を購入した場合よりも、平均購入単価を抑えられます。

具体例を見てみましょう。

Aさん  1株200円のときに一括で6万円分購入。持ち株数 300株
Bさん  毎月1万円で6か月間購入。

株価は毎月一定ではないので、Bさんは毎月購入できる株数に変動があります。

1回目 株価200円 1万円で 50株購入
2回目 株価150円 1万円で 67株購入
3回目 株価100円 1万円で 100株購入
4回目 株価125円 1万円で 80株購入
5回目 株価175円 1万円で 57株購入
6回目 株価250円 1万円で 40株購入

Bさん 持ち株数 394株

同じ金額分購入しても、結果的にBさんの持ち株数はAさんより多くなりました。
株価が上がれば購入できる株数は減りますが、逆に株価が下がれば多く購入することができます。

さきほど、10年前に始めた人の運用率が17%だと書きました。
10年前はリーマンショック、更にはその後のギリシャ経済の危機で、株価がガクンと下がったときでした。
ということは、このときに株数を増やすことができたわけです。
今は10年前の株価よりも高値ですから、その頃に始めていた人は現時点での資産は、掛け金の約1.4倍になっています。

長期的に運用するということは、時間をかけて持ち株数を増やせる利点があります。
株価はその時その時で上がり下がりはありますが、長期的に見ると右肩上がりの成長を続けています。
早く始めれば始めるほど得ですね。

資産運用の効果

日本国民の金融資産がどのような割合かを調べた金融庁のレポートがあります。
(平成28年9月発表データ)

日本
●現預金      51.9%
●保険・年金    29.3%
●株式・投資信託  18.8%

日本全体の金融総資産 1,740兆円

一方、アメリカとイギリスを見てみます。

アメリカ
●現預金      13.7%
●保険・年金    31.4%
●株式・投資信託  45.4%
●その他      25.8%

アメリカ全体の金融総資産 8,514兆円

イギリス
●現預金      24.4%
●保険・年金    58.8%
●株式・投資信託  35.7%

イギリス全体の金融総資産 1,072兆円

アメリカのその他の項目が一体何なのか気になるところですが(くじとかカジノ?)、二か国とも日本に比べて株式・投資信託にかける比率が全く違うのが分かると思います。
金融総資産は人口の違いがあるので仕方がないところもありますが。

では、その金融資産がどのような増加率を示しているのか、というデータを見てみます。どのくらい資産が増えているのか、ということですね。

●日本    運用リターン  1.15倍   トータルの金融資産 1.47倍
●アメリカ  運用リターン  2.32倍   トータルの金融資産 3.11倍
●イギリス  運用リターン  1.63倍   トータルの金融資産 2.27倍

もっと分かりやすくすると、100万円を持っていたらどのくらい増えるか?というと

●日本    100万 × 1.47倍 = 147万円
●アメリカ  100万 × 3.11倍 = 311万円
●イギリス  100万 × 2.27倍 = 227万円

どうですか?二か国とも100万円が倍以上になっています。
銀行の金利が違うといった複合的な要素もあるかとは思いますが、やはり運用をするのとしなのとでは増え方が違うことが分かりますよね。
これが資産運用の効果です。

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おわりに

以上、資産運用について見てみました。
節約や貯金は家計の要であることは間違いありません。
でも、本当にそれだけで十分ですか?
もっと効率良くお金を増やしたいと思ったら、資産運用は必ず大きな力を発揮すると思います。

最後にひとつだけ注意点
最近では多くの金融機関でも投資商品が販売されています。
そういった商品は手数料が高いことがほとんど。

金融庁のレポートにも「銀行窓口販売の投資信託については、販売額や販売手数料等の収益は拡大を続けている一方、残高は伸びていない」とバッサリ書かれています。
手数料ばかりが高くて銀行は儲かるが、こちらの取り分は少ない。要はこういうことでしょうか。

もし投資信託を始めようと思われるなら、商品選びも大切です。
しっかり得になるものを選びたいですね。

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