ゆずが手元にあっても、その使い道に困ることってありませんか?
特に大量にいただいたりした場合、どうしようかと思いますよね。
お風呂に入れてゆず湯にすることはすぐに思い付きますが、お風呂以外で使おうと思ったら案外その使い道を知らない(^^;
皮はゆずの香りが一番する部分なので香りづけに料理に使ったり、果汁も絞って料理に使ったりできますが、種って捨ててませんか?
実はその種も使えるんです!
「柚子は捨てるところがない」と言われる果物ですが、その種の活用術とは?
ゆずのお風呂以外の使い方 種を使った活用術
ゆずの種にはペクチンが多く含まれています。
ペクチンはどんなものかと言うと、コラーゲンを束ねてくれる働きをします。なのでお肌をみずみずしく整えてくれ、保湿効果が高い。またシミ・シワ・タルミを防いでくれます。
そう、ゆずの種で化粧水が作れるんです。
女性のみなさん、これを聞いたら種は絶対使うしかないですよね!
柚子の生産で有名な地方では、自分だけの化粧水を作れるように柚子の種だけを販売しているところもあるんですよ。
作り方はとっても簡単です。
ゆずの種の化粧水
ゆずの種を水、またはホワイトリカーに漬け込んでいきます。
種は洗わずにそのまま使用するのがおすすめ。
ホワイトリカーを使うと長期保存ができますが、お肌が弱い方は水を使用してください。
また柑橘類には紫外線を吸収してしまう成分が含まれていますが、種にはその成分は含まれていないので日中に使用しても大丈夫です。
★参考記事→紫外線対策になる食べ物はコレ!果物と野菜を食べる時間にも注意を!
水で作る場合
- 清潔な瓶などにゆずの種を入れ、その3倍の水を加えて1日放置します。
- そうするとジェル状のものができているので、種を取り除きます。
- 残ったものがゆずの化粧水です。
ね?簡単だったでしょ?
取り除いた種はまだ捨てないで。同じ種で3回くらいは化粧水が作れますよ。
1回目に作った化粧水はトロッとして粘度があります。そのまま美容液感覚で塗っても良いですし、少し水を加えて伸ばし、化粧水のようにして使っても良いですよ。
2~3回目に作るときは水を加えて5日くらいで化粧水が出来上がります。今度はサラッとした液体が出来上がるので、そのまま使ってくださいね。
すぐに次を作らない場合は、種を軽く水洗いしてしっかり乾燥させて保存しておけばまた使えます。
水で作った場合は長期保存ができないので、1週間を目途に使い切ってください。
焼酎・ホワイトリカーで作る場合
長期保存がしたい&お肌が強い人におすすめなのがアルコールで作る方法です。
純米酒でも作れますが、焼酎やホワイトリカーはアルコール度数が35度と高いので長期保存に向いています。
アルコール度数35度のもの→使用期限は2ヵ月
35度以下のもの→使用期限は1ヵ月
- 清潔な瓶などにゆずの種を入れ、種の3倍の量のお酒を入れます。
- 冷暗所で1週間程度寝かせます。固まるのでときどきかき混ぜます。
- できあがったらザルや布などで濾します。とろとろなので時間がかかりますが、詰まったらスプーンなどで押しながら濾してください。
- 濾した化粧水は小分けにして冷蔵庫で保存します。
アルコールで作る場合は少量作ってみて、パッチテストをしてみてから使用すると安心です。
ゆずの種で作るジェル
ゆずの種をグリセリンに漬け込むと、乾燥に強い保湿ジェルが作れます!
手や足などのカサカサが気になる部分に効果的です。
作り方は簡単で、ゆずの種とグリセリンを用意するだけ。
グリセリンはこんなので、薬局なんかで購入できます。
グリセリンっていったい何?と思った方もいるかもしれませんが、グリセリンは保湿成分として化粧水からクリームまで化粧品全般に使われています。
またアレルギーが出にくい成分とも言われています。
ゆずの種を清潔な容器に入れ、種が隠れるくらいグリセリンを入れます。
1日程度寝かせ、これを乾燥が気になる部分に塗るだけ。種は入れっぱなしで構いません。
ゆずの種だけで入浴剤
ゆずの使い道としてゆず湯はよく聞きますが、同時に肌がピリピリしたりといったトラブルもよく聞きます。
ゆずの皮や果汁にはお肌を刺激する成分が多く含まれているんですが、種はその心配がありません。
茶葉を入れる不織袋に種を入れて湯船に入れます。そうするとお肌がしっとりとしますよ。
★参考記事→ゆず湯でチクチクする原因と対処法は?肌がピリピリしない方法って?
おわりに
たくさん採れて余ってしまった種は、軽く水洗いしてよく乾燥させ、ジッパーバッグなどに入れておくと保存ができます。
ゆずは余すところなく使える食材。種までしっかり活用してみてくださいね。