大根おろしを食べようとしたら辛くて食べられなかったという経験ってありませんか?
せっかく頑張って大根おろしを作ったのに、結局よけて食べたりして…(^^;
辛くならない大根おろしの作り方って知りたいですよね。
そのために大根の中でも辛い部分がどこなのかということと、辛くない大根の見分け方を覚えておくと便利です。
またすりおろしたけどやっぱり辛いときにはどうしたら?
そんな辛くない大根おろしを作るための知恵をご紹介します。
大根おろしの辛くない部分は?
いちごやぶどうなんかは先端部の方が甘いと言われているんですが、大根の場合は甘い・辛くない部分ってどこなんでしょうか?
大根は3つの部位に分けられます。
葉っぱに近い上の部分、その下の真ん中の部分、先端の下の部分。
この3つの部位の中で辛くない部分はと言うと、スバリ葉っぱに近い「上の部分」です。3つの中で一番辛くない部分になるので、大根おろしやサラダなどの生で食べるときに最適です。
逆に一番辛いのはどこかと言うと、「下の部分」。ここは繊維が多く水分が少な目。味噌汁の具にするなど、調理して食べるのがおすすめです。
残った真ん中の部分はというと、比較的辛味が少ない部分になります。水分をたっぷり含んでいますが固いので、煮物にするのがおすすめ。
半分に切って売られている大根を買うときは、上半分の方を選ぶと良いですね。
辛くない大根の見分け方
大根の辛くない部分は分かりましたが、辛い・辛くない大根を見分ける方法があるって知ってましたか?
見分け方を知っておけば、買い物をするときからすでに辛くない大根を手にすることができます!
大根のどこで辛い・辛くないを見分けるのかというと、それはひげ根の部分。
ひげ根というのは大根の脇から出ている細いヒゲのような根っこのこと。
でもお店に出てくるときにはこのひげ根は取られているので、表面のポツポツした穴を見ましょう。これがひげ根があった箇所です。
大根の表面にあるこのひげ根の並び方を見ます。
このひげ根が上から下まで一直線にきれいに並んでいる大根は、辛味が少ないんです。
反対にこのひげ根が真っ直ぐではなく斜めやらせん状に走っている大根は辛い。
ちょっとよく分からないときは、上の方のひげ根と先端部分のひげ根がまっすぐな位置にあるかを見ると分かりやすいかも。
写真の大根はひげ根の穴がちょっと斜めになっているので辛い大根の可能性大。
大根は同じ種類でも産地や栽培方法で辛味がずいぶんと変わるものなんですが、ひとつの見分け方として参考にしてみてくださいね。
大根おろしの辛くないおろし方は?
大根をすりおろすときの辛くない方法とは?辛くなりにくいと言われている方法で実験してみました。
まず大根を縦に4等分します。
(端っこの方は大根サラダに使ったので欠けてますがお気になさらず。)
そしたら、真ん中の尖っている角の方を全体的におろし金に当てて、縦方向にすりおろします。
大根が辛くなってしまうのは、大根の細胞が壊れて辛み成分が出てきてしまうから。大根を縦にすりおろすことで細胞が壊れるのを防ぎます。
この方法ですりおろした大根おろしを食べてみました。
辛いのは辛いんですが、輪切りにしてすりおろしたときよりちょっとだけ辛さが減ったような。(気のせいレベルかも…)
結果的には多少辛さが減っただけで辛いのは変わらず。
すりおろし方だけでは完全に辛さをなくすとまではいかないようです。
大根おろしが辛いときに甘くする方法
そもそも大根が辛いものだったり、すってみたもののやっぱり辛かったときはどうしたら?
そんなときの解決法がこちら。
・すりおろしてから30分以上放置
大根の辛味成分の濃度はすりおろしてから5~8分がピークになり、その後はだんだん減っていきます。
これは辛味成分が揮発性だから。早めに作っておいて放置しておきましょう。
・レンジでチン
大根の辛味成分は熱に弱い。そのためレンチンすればマイルドな味わいになって食べやすくなります。
加熱時間の目安は200gの大根おろしで2分程度です。レンチンした後は粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。
・酢を入れる
酢を少量入れると辛さがすこしマイルドになります。
ただし大根おろしそのものの味が変わってしまうので、ポン酢と一緒に使うときなんかが良いかも。
・砂糖を入れる
なんでもお店で使われることもある裏技だとか。
15㎝程度の大根に対し、小さじ1ほどの砂糖を入れます。自然な甘さになるので時間がないときなんかは重宝します。
おわりに
大根おろしが辛くない部分や方法についてご紹介しました。
大根おろしにはビタミンCが含まれていますが、熱を加えるとビタミンCが壊れてしまうので、栄養素をきちんと摂りたい場合は熱処理以外の方法がおすすめです。
大根おろしを少しだけ食べるときもたくさん食べるときも、是非参考にしてみて下さいね。