結婚式にお祝いの電報をいただいたら、なるべく早めにお礼を言うのが通例です。
でも結婚式後にすぐに新婚旅行に行く予定だったり、お礼を言う相手がすぐに会えない方だったり、忙しくてなかなか電話がつながらない場合もありますよね。
そんなときはお礼状を送るんですが、なんて書いたら良いか迷いませんか?
ビジネスに関係することだからこそ、失礼の無いようにしたい!
そこでビジネスシーンごとに、取引先や上司あてのお礼状の文例をいくつかご紹介します!
結婚式祝電のお礼状の文例はどんなことを書くと良いの?
お礼状のフォーマットはほぼ決まっています。
だいたいこんな感じ。
・季節の挨拶
・祝電に対するお礼の言葉
・新婚生活や仕事へ対する抱負など
・結びの言葉
敬具
平成◯年◯月吉日
夫婦連名
しっかり守っておきたいポイントはこちら。
- 目上の方に出すときは「拝啓・敬具」を使うこと
- 夫婦どちらかの知り合いであっても、夫婦連名にすること
- 連名で電報をいただいたときは、お礼状は個々宛に出すこと
例文をそのまま使っても良いですが、ちょっと素っ気なくなってしまうので、そんなときは「新婚生活や仕事に対する抱負など」の箇所を自分の言葉で書くようにしてみてください。
そのときに漠然と書くのではなく具体的に書くと、お礼状をもらった相手も自分に宛てて書いてくれたんだなと思うので、心象が良くなります。
もっと書きやすいのは、相手からいただいた祝詞を抜粋して「いただいた祝電にあったように、夫婦力を合わせて◯◯◯という家庭を築いていこうと思います。」といった具合に引用する方法です。
ちょっと手間はかかるかもしれませんが、何を書いて良いか困ったら参考にしてみてくださいね。
それではビジネスシーンごとに文例をご紹介していきます!
結婚式祝電のお礼状を取引先へ
取引先へは失礼の無いように送りたいところですが、結構親しくしている場合はカチカチの文書にすると他人行儀みたいになってしまいますよね。
ちょっと硬いかなと思うときは「拝啓・敬具」や「季節の挨拶」は入れなくても大丈夫です。
送る相手によってケースバイケースで使い分けてみてください。
(例に出している季節の挨拶は全て3月のものです。)
桃の香り麗しい春分の候。貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は私たちの結婚式に心温まる祝電を賜り、誠にありがとうございました。
祝電でいただいた言葉を胸に、明るく温かい家庭を築いていきたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。
敬具
平成○年○月吉日
(夫婦連名)
梅の香りが爽やかに漂う春暖の候。貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。
この度は私達の結婚式にご丁寧なご祝詞をいただき、深くお礼申し上げます。
これを機に○○様のお力になれますよう、より一層職務に励んで参ります。
末筆ながら、貴社益々のご繁栄とご発展をお祈り申し上げます。
本来ならお伺いすべきですが、まずは書中をもちましてお礼申し上げます。
敬具
平成○年○月吉日
(夫婦連名)
この度は私たちの結婚式にご丁寧に祝詞をいただき、ありがとうございました。
夫婦共々嬉しく拝読させていただきました。
この日を忘れることなく、今後もより精進していく所存です。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
平成○年○月吉日
(夫婦連名)
結婚式祝電のお礼状を上司へ
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は私どもの結婚に際しまして、祝電をいただき誠にありがとうございました
未熟な二人ではありますが、祝電にあった言葉を胸に、今後一層業務に励んでいく所存です。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
甚(はなは)だ略儀ではありますが、まずは書中をもちましてお礼申し上げます。
敬具
平成○年○月吉日
(夫婦連名)
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は私たちの結婚式に心あたたまる祝電をお贈りくださり、ありがとうございました。
まだまだ未熟な私達ですが、新婚生活を応援して下さる上司に恵まれ感謝しております。
この日を忘れることなく、より一層業務に精進して参ります。
今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます。
敬具
平成○年○月吉日
(夫婦連名)
おわりに
結婚式の祝電をいただいたときのお礼状の文例をご紹介しました。
お礼は丁寧すぎるかなと思っても「やりすぎ」ということはありません。
ビジネス面でのお礼はしっかりとしておきましょう。
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