観光客が多い桜や紅葉の季節に比べ、比較的ゆったり過ごせるのが夏の京都。しかし京都の夏は暑い!
最近は京都に限らずどこにいても暑いですが、どうせなら涼しいところで京都を満喫したい!
そんな暑いのが苦手な人に(私も)、涼を感じる京都ならではのスポットをご紹介。
今回は自然の中で涼を楽しむ「トロッコ列車と保津川下り」のご紹介です。
京都の夏は涼しい場所で観光したい!①トロッコ列車
正式名称は「嵯峨野トロッコ列車」。
トロッコ亀岡駅とトロッコ嵐山駅間を約25分かけて走ります。
桜や紅葉の時期には特に人気ですが、夏は緑がいっぱいの中、川沿いを進んで行きます。トンネルの中もひんやりと涼しくて夏にはぴったり。夏の景色はこんな感じです。
なんだか涼しそうですね!
街中で吹く風はむわっとして暑いですが、川沿いなのでひんやりとした川風が気持ち良さそうです。
家にいると「うるさいな~」と思ってしまうセミの鳴き声も、ここでは川のせせらぎと合わさって心地よく聞こえてきます。
嵯峨野トロッコ列車はレトロな色合いが特徴な5両編成。車内は裸電球と木製の椅子という、どこか懐かしい光景が広がっています。
1~4号車は開閉式の窓ガラスが付いた車両ですが、5号車だけは窓のないオープン仕様。「ザ・リッチ号」とも呼ばれるこの車両では、体全体で自然を楽しむことができます。
車内アナウンスも丁寧で楽しく、景色の良い場所ではゆっくりと走行してくれたりとサービスも満点。途中で謎の乗客も出現するようで、誰が乗り込んでくるかはお楽しみ。
京都の夏は涼しい場所で観光したい!②保津川下り
トロッコ列車に乗ったら、足を伸ばして保津川下りを楽しみましょう。上でご紹介したYoutubeの映像で見えている川を下ります。
保津川下りの所要時間は水流によって変わりますが、亀岡から嵐山までの約16キロをおよそ90分かけて下ります。
夏でも川面では爽やかな風が吹き、保津川下りの船には日よけ用のテントが張られています。でも油断せずに紫外線対策は万全に!
水しぶきがかかる席もありますが、暑いとそれも心地よく感じそう。
ゆるやかな流れから岩の間をすり抜けて進むような急流まで、様々なシーンを楽しめます。
船頭さんのトークも楽しみのひとつ。船頭さんたちは4人または3人1組で順番に船を操りますが、トークが面白いと評判。
「船頭さんのトークが面白くて時間があっという間に過ぎた」という声がよく聞かれます。
また下流の方に近付くと、舟の売店が並走してビールやおつまみになりそうな食べ物などを売ってくれます。
暑い夏にビールで川下り。くは~っ、涼しそう!
京都の夏は涼しい場所で観光したい!涼と古都の一挙両得な楽しみ方 おわりに
トロッコに乗るだけでも楽しめますが、保津川下りもセットにすると一層楽しめると思います。また季節によって色々な表情を見せてくれるので、他の季節も楽しみたくなりそう。人気なのもうなずけます。
涼を楽しむ京都の観光スポット。次回もご紹介します!