毎日出る洗濯物。
干しても干しても乾いてくれないと、ハンガーも足りなくなるし干す場所もなくなってきますよね…。
梅雨の時期や雨の日は誰もが頭を悩ます洗濯物問題。
コインランドリーやエアコンを使わずに、安上りですぐできる、早く乾かす方法はないでしょうか?
今日はそんな方法をご紹介します!
梅雨に洗濯物が乾かない!乾きやすいもの・乾きにくいもの
素材や形状の違い
天気の悪い日に洗濯物が乾きにくいのは当然なんですが、中でも「全然乾いてないじゃん!」とつい口をついて出てしまうものってありますよね。
ちょっと思い出してみると…厚手のもの、長いもの、綿素材のもの、布が重なっているポケットなどがあると思います。
反対に乾きやすいものといったら?
薄手のもの、短いもの、化学繊維素材などは比較的早く乾くと言っても良いでしょう。
洗濯物が乾くのに必要なもの
洗濯物が乾く主な条件として「温度」「湿度」「風」があります。
「温度」に関しては、気温の高さ、室温の高さは洗濯物の乾きを早くしてくれます。
寒い日には室外より室内の方が早く乾くといった場合もあります。
「湿度」「風」に関しては、乾燥させようとする洗濯物の周りには、水蒸気が無い状態が理想的。
一旦蒸発した水蒸気は、今度は次の蒸発の邪魔をします。そこで、蒸発した水蒸気をどんどんと取り除いてあげる必要があります。
そのため、風通しの良いところに干したり、扇風機で風を送るなどするとよく乾くのです。
早く洗濯物が乾くようにするには、風通しを良くするために洗濯物同士が重ならないように干すことも大切なことになります。
洗濯物が乾くのに必要な条件を踏まえたところで、次に具体的な干し方を見ていきます!
洗濯物を早く乾かす干し方
使用するハンガー
ハンガーに干す場合。使用するのにおすすめなハンガーは、よくある針金ハンガーのような薄いものではなく、肩の部分が太めになっているものです。
薄いハンガーは服の前後の布がくっつき、間に風が入りにくくなってしまいます。
もし太めのハンガーが無かったときは、肩の部分にタオルを巻くと、水分をとって型くずれの防止をしてくれるそう。
…でもそのタオルをもう一度干さないといけなくなるよね…。そう思ってしまった私はもう少し探してみました笑
すると別の方法がありました。
このようにハンガーを2本使います。そうすれば首元を開けることができ、風通しを良くすることができます。
タオルの干し方
真ん中で折り返さず、折り目に差をつけて干します。
我が家はタコの足にこの干し方をしていますが、タオルの端の部分。下側になっている方は早く乾くのですが、上側の端はタオルが重なっているのでどうしても乾きにくいです。時間に余裕があれば、上下を入れ替えてあげると早く乾きます。
襟のあるシャツの干し方
襟がある場合は襟を立てて干します。布が重ならずに早く乾きます。
角型ハンガーに干すとき
洗濯物を干す場合は、一番大きくて厚みのある衣類を一番外側に干します。
最も乾くのが遅い、大きい衣類は外側に干します。
外側は最も空気に触れやすく、また風に当たりやすいので乾きやすくなります。空気の流れを意識する事が大切です。
ズボンの干し方
裏返して干します。乾きにくいポケットを外側に出すことで乾きやすくする狙いがあります。
干すときに裏返すのは面倒なので、脱ぐときに裏返しになるように脱いでしまいましょう。
干すときは丸型や角型ハンガーなどに筒状になるようにして干し、風通しを良くします。
そういったものがない場合でも、Tシャツにハンガーを2本使いしたのと同様で、ズボン用のハンガーを2本使えば丸く干せました。
フード付きのパーカーの干し方
裏返して、上下逆さまに干します。
ハンガーに干す場合もこの状態で干します。
その他の干し方として、パーカーを普通にハンガーにかけて干し、フード部分を持ち上げて洗濯ばさみでとめるという方法があります。
また、100均にフード用のハンガーが置いてあるそうなので、そういった便利グッズを使うのも良いですね。
靴下の干し方
靴下はつま先の部分を洗濯ばさみでとめます。ゴムの伸び防止にもなります。
以上、主だったものの干し方をご紹介しました。
干すときは、風が通るように間隔を5~10センチ程度は開けて干すと乾きやすくなります。
また、乾くまでの時間が短ければ菌が増えにくく、匂いも抑えられます。部屋干しの時だけでなく外に干す時にも心がけてみてくださいね。
早く乾くように洗濯時の脱水を長めにして、しっかり水分を飛ばすのも有効ですが、柔軟剤を使用している場合。脱水時間が長くなると香りが残りにくくなってしまいます。柔軟剤の香りを残したい場合は、脱水は3分程度にしましょう。
扇風機・除湿器を併用する
扇風機ですべての洗濯物に風が当たるようにすれば、ずいぶん早く乾かすことができます。
除湿機ですが、厳密に言えば部屋の空気中の水分を取るもので、直接洗濯物を乾かすものではありません。扇風機で風を当てて洗濯物の水分を蒸発させ、その蒸発した水分で部屋の湿度が上がるのを防ぐために除湿器を利用する、という使い方です。
扇風機なら1時間つけっぱなしでも、かなり古い機種でもない限り電気代はわずか1~2円程度です。
除湿器の電気代はというと、機種によって違いはありますが1時間6~12円といったところでしょうか。
とにかく早く乾かしたいという場合は、エアコンと扇風機の併用が一番早く乾くのでおすすめです。
おわりに
以上、早く乾かす干し方のご紹介でした。
梅雨の洗濯はとにかくためないこと。まとめて洗わずに、可能であれば毎日洗濯できると良いですね。