ロティサリーチキンの冷凍保存と解凍と温め方パサパサしない方法は？

コストコのロティサリーチキンをめぐる争奪戦を避けるため、早めに買って冷凍保存をしておくというご家庭も増えてきました。

冷凍保存をすると美味しいのは美味しいんですが、買ってきた当日に食べるのと比べてちょっとジューシーさが足りないと感じるときってありませんか？

解凍するときに肉汁が余分に出てしまっているような気もするし、買ってきた当日のような味わいは冷凍保存だと難しいんでしょうか？

今回はコストコのロティサリーチキンを冷凍・解凍・温めるときに、できるだけ美味しさを損なわない方法をご紹介します！

ロティサリーチキンの冷凍保存

冷凍するときのポイントは、いかに早く熱を完全に奪えるかです。
そうすることで買ってきたときに近い状態を保ち、解凍したときに肉汁が出にくくなります。

まずロティサリーチキンを空気に触れないようにしっかりとラップで包みます。
ポイントはラップを何重にもしないこと。熱を奪うのに時間がかかってしまうからです。

ラップで包み終わったら、金属製のトレイに乗せて冷凍します。

市販の冷凍食品がチンしても美味しいのは急速冷凍されているからなんですが、家庭用の冷凍庫は業務用ではないので瞬時に凍らせることはできません。
(中には急速冷凍機能がついている家庭用冷蔵庫もあります。その場合は是非活用してくださいね。)

そのためラップしてそのまま冷凍するより、トレイに乗せて冷凍した方がより早く冷凍することができます。

完全に冷凍されたら、ジップロックなどの保存袋に入れて保存してくださいね。

初級編では少しでも早く熱を奪うため、金属製トレイを使うことがポイントでした。上級編では、家庭用冷蔵庫でも更に冷凍を早めることができる裏技をご紹介します。

普通に冷凍するよりもっと早く冷凍させるためには、ある物を使います。

それは焼酎！
おすすめはアルコール度数２５度以上のもの。２５度以上であれば、冷凍しても凍りません。

まずは焼酎をブリーザーバックに入れてしっかりと口を閉じ、冷凍庫で冷やしておきます。

次に金属製のトレイにロティサリーチキンにラップをしたものを置きます。ラップは何重にもせず、１枚を巻くだけにしましょう。

そしてロティサリーチキンの上に焼酎の入ったブリーザーバックをかぶせます。なるべくチキンに密着するようにお布団をかける感覚で。そして冷凍庫に入れます。

焼酎と金属製のトレイを使うだけで、チキンの上からも下からも熱を早く奪うことができます。
金属製トレイだけのときより更に時短で旨みを逃がすことなく冷凍ができますよ。

家に焼酎を飲む人がいない場合は無理にやることはありませんが、凍らない液体を使うと柔軟に形が変わるので、早く凍らせるにはもってこいです。

ロティサリーチキンの解凍の仕方で一般的なのは、前日に冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍ですよね。
でも旨みも一緒に逃げてしまうことに。

解凍するときの温度が高ければ高いほど肉汁が出やすくなり、旨みも逃げて行ってしまいます。
逆に低ければ低いほど、肉汁の流出を抑えることができるんです。

そこでおすすめなのが「氷水解凍」です。

解凍は常温でも大丈夫ですが、部屋が温かいときは氷水に浸けたまま冷蔵庫に入れて解凍すると、肉が温まるのを防ぐことができます。

解凍にはだいたい半日くらいかかります。
肉のまわりに氷が張りますが、その氷が解けたらほぼ解凍できたという目安になります。

ロティサリーチキンを解凍し、レンジでチンするとなんかパサパサしませんか？

それもそのはず。電子レンジは食品に含まれている水分を熱することで全体を温めています。
そのためレンチンしたチキンって、水分が奪われてなんかパサパサするんですよね…。

パサパサさせないためには湯銭で温める方法がおすすめです。

時間が経てば取り出して盛り付ければ完成です。

コストコのロティサリーチキンの、美味しさを逃がさない冷凍・解凍・温め方をご紹介しました。
チキンだけでなく、普段の買い物の際にも使えますので活用してみてくださいね！