家でローストビーフを作ってみたものの、切ってみたら中がやたら生っぽい…。
あれ?赤いけど失敗した?
私もこの前自分で作ってみたんですが、切ってみたら生焼けでした。
私はレアが苦手なので、全部スライスしてタレと一緒に火を通したんですが、結局全然違う料理になってしまった…。
しかしローストビーフとして食べたいときは?生焼けっぽくて赤いときは食べても大丈夫?再加熱するときの方法は?
ローストビーフの救済措置についてご紹介します!
ローストビーフ生焼けの時は食べれる?
ローストビーフは通常なら中心部がバラ色です。でもバラ色じゃなく、買ってきたときの肉の色と同じようだったら?
切ったときに出てくる肉汁も血みたいに赤いし、そんな状態で食べても大丈夫なんでしょうか?
基本的には、牛肉は生焼けで食べても大丈夫です。新鮮な肉を使って作ったものであれば心配ありません。
ステーキでもレアは外側だけ焼いて中はほとんど火が通っていない状態ですし、牛のたたきも表面を焼いた後に急速に冷やして、中を生の状態にして食べる料理です。
でも食中毒とかならない?
そうは言っても、生で食べると食中毒とかお腹を下したりしないか心配ですよね。
豚や鶏は生で食べると食中毒の危険性があるので絶対に生で食べたらいけないんですが、牛の場合はどうなんでしょう?
牛の場合、豚や鶏と違って肉の内部には食中毒を引き起こす菌が存在しません。菌が付着するのは外側だけです。
ローストビーフの場合は側面すべてに焼き目をつけているので、外側がきちんと焼けていれば食中毒の心配はありません。
また牛肉には人に害のある寄生虫がいません。だから少々生っぽくても、嫌いでなければ食べて大丈夫です。
ローストビーフにもう少し火を通したいときは?
生焼けでも心配ないと分かっても、私のようにレアが苦手な方もいますよね。
生焼けの状態のローストビーフを再加熱するには以下の方法があります。
- 湯銭
- 蒸し焼き
電子レンジでも再加熱できますが加減が難しく、火が通り過ぎてしまうのであまりおすすめではありません。
どちらかお好きな方法で再加熱してみてください。
湯銭する場合
- 1.肉をラップで二重に包む
- 2.ビニール袋に入れて空気が入らないように口をしばる
- 3.更に密封できる袋(ジップロックなど)にできるだけ空気を抜きながら入れる
- 4.肉が全部入る大きさの鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を止める
- 5.お湯全体につかるように肉を入れ、蓋をして放置(浮いてくるときはお皿などで重しをする)
- 6.一定時間放置した後、蓋をあけて更に5分放置
- 7.5分経ったらお湯から出し、そのまま冷めるまで常温で放置
5の湯煎時間の目安としては、中心が少し生っぽいくらいなら5分程度、大部分が生焼けの場合は15~20分程度です。
蒸し焼きにする場合
- 1.もう一度フライパンで弱火で焼く(蓋をする)
- 2.5~10分程度蒸し焼きにする
ついでの話ですが、この前作ったとき生焼けだったので、アルミホイルにくるんだローストビーフをそのままフライパンに入れて蒸し焼きにしました。(蓋もしました。)
全然ひっくり返しもしなかったんですが、中まできちんと火が通っていたので、お肉にあまり焦げ目をつけたくないときはアルミホイルのまま焼いてしまうのもOKです。
ローストビーフの生焼けを防ぐ方法は?
ローストビーフを生焼けにしないために、次回気を付けるポイントはどこでしょうか?
調理する前に肉を室温に戻す
30分程度常温で放置してから調理に入ります。
冷蔵庫から出してすぐに調理してしまうと火の通りが悪く、中心部が生になりがちで焼きムラができます。
金串で確認
中が生かどうかを確認するには、金串があると便利です。
焼いているときに金串を肉に刺し、抜いてすぐに下唇に当てます。このときに温かく感じれば、中心部は丁度良い温度になっています。
冷たいときはまだ加熱が足りない、熱いときは焼き過ぎになります。
金串の他に肉の内部温度を測る便利な温度計があるので、心配な場合は用意しておくと良いですね。
温度の目安はレアなら54℃、ミディアムレアなら57℃、ミディアムなら60℃です。
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放置時間はしっかりと
焼きあがったローストビーフを冷ますときは、常温でゆっくりと冷やします。
完全に冷めると薄くスライスもしやすくなります。
おわりに
ローストビーフは多少生っぽくても食べられますが、私のようにレアが苦手な方は再加熱すると良いですね(^^;
またしっかり焼けているローストビーフでも、切ったときに赤茶色の肉汁が多少出ますが、それが通常なので心配ありません。
おいしいローストビーフで楽しい食卓を囲んでくださいね。