最近は年賀状で結婚報告をするという人が多いですが、身内に不幸があったときには年賀状は出せませんよね。
その場合、年賀状を出せなかった代わりに寒中見舞いを出そうということになりますが、そのときに結婚報告を一緒にしても大丈夫なんでしょうか?
また結婚式の写真を入れるのはマナー違反?
寒中見舞いの文例はどうしたら良いんでしょうか?
自分が喪中のときに送る寒中見舞いについてご紹介します!
寒中見舞いでの結婚報告は喪中は控えるべき?
なんとなく寒中見舞いって、「年賀状が出せないとき・年賀状を出しそびれたときに送るもの」といったイメージですよね(^^;
しかし本来の寒中見舞いってどんなものなんでしょうか?
寒中見舞いの本来の目的を考えてみると、どうすれば良いかのヒントにつながります。
寒中見舞いは季節の挨拶状のひとつで、寒い時期に相手の健康を気遣って送るものです。暑い季節に送る暑中見舞いもそうですよね。
喪中に控えるとされているのは慶事(お祝い事)なので、寒中見舞いは挨拶状ですから結婚報告を兼ねても構いません。
ただし先述したように、受け取る人の健康を気遣うのが寒中見舞いのメイン。
季節の挨拶に重きを置いて、近況報告として結婚のことに少し触れる程度にとどめておきましょう。
寒中見舞いでの結婚報告で喪中に写真を入れるのはNG?
寒中見舞いは挨拶状なので、結婚報告をしても大丈夫ということでした。
それならばと、ウェディングドレスを着た結婚式の写真も入れたくなりますよね。
でも寒中見舞いに写真を入れても大丈夫なんでしょうか?
写真を入れてしまうと結婚報告の趣旨が強くなってしまい、相手を気遣う挨拶状という本来の目的から離れてしまいます。
残念ですが写真は控え、文章のみでの結婚報告にしましょう。
しかし親しい友達などには結婚式のときの写真を見てもらいたかったりしますよね。
そんなときは寒中見舞いとは別に、結婚報告のハガキを作って送ると良いですよ。
寒中見舞いで結婚報告をするときの文例
一般的な寒中見舞いの挨拶の流れは以下のようになります。
- 寒中見舞いの挨拶
- 時候の挨拶
- 年賀状についてのお礼
- 自分の近況報告
- 支援やお付き合いをお願いする言葉
- 相手の体調を気遣う言葉
- 日付け
目上の方や職場の方に送る場合は、以下でご紹介する文例を参考にしてみてください。
親しい友達に送る場合は堅苦しく考えずに、自分らしい文章に置き換えてみてくださいね。
自分が喪中だと知っている方に出す寒中見舞いの文例
毎日寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年は色々とお世話になり、ありがとうございました。
私達は○月○日に結婚いたしました。
未熟者な二人ですが、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
厳しい寒さが続きますが、皆さまもどうぞご自愛下さい。
平成○年 ○月
喪中だと知らない方に出す寒中見舞いの文例
喪中だと知らせていない方が年賀状をくださったり、または知っていてもうっかり年賀状を送ってこられた方もいるかもしれません。
そんな場合はこちらがきちんとお伝えしていなかったことをお詫びする、という体裁で一文を入れておきましょう。
早々のお年賀状、ありがとうございました。
昨年、○○が亡くなり、新年のご挨拶を控えさせていただきました。
欠礼のお知らせも申し上げず、大変失礼いたしました。
私事で恐縮ですが、○月○日に結婚いたしました。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
厳しい寒さが続きますがお体を大切にお過ごしください。
平成○年 ○月
寒中見舞いを出す時期は?
寒中見舞いは「松の内があけてから立春までの間」に出すとされています。
松の内とは門松を飾って新年をお祝いする期間のことで、1/1~7までのことを指します。
立春は暦の上で春がスタートする日のこと。立春はその年その年によって変わりますが、だいたい2月4日頃です。
なので寒中見舞いは、1/7~2/4の間に相手に届くように送りましょう。
まとめ
Q.喪中に送る寒中見舞いで結婚報告はできる?
A.できる。ただし結婚報告がメインにならないように、少し触れるにとどめる。
Q.喪中に送る寒中見舞いに写真を入れることはできる?
A.寒中見舞いは挨拶状なので写真は入れない方が良い。写真を入れたいときは寒中見舞いとは別に、結婚報告のお知らせを送ると良い。
Q.寒中見舞いを送る時期は?
A.1/7~2/4の間。
寒中見舞いを送る際の参考になれば幸いです。