梅雨や雨の日などは傘の出番。お気に入りの傘なら、憂鬱な気分を少し和らげてくれることもありますよね。
普段何気なく使っている傘ですが、お手入れや扱い方はどうしてますか?扱い方によっては傘の寿命を縮めたり、逆に長持ちさせることにもなります。
今回は、傘を長持ちさせるための正しい水切りの仕方・たたみ方・干し方をご紹介!
自分は普段どうやっているか思い出しながら読んでみてくださいね。
正しい傘の水切りの仕方
最初によくやりがちな「間違った水切りの仕方」を見ていきましょう。もしかしてやっちゃってないですか?
しかし悲しいことに、この方法は思ったほど水が切れていません。
この方法では、傘の持ち手や中心にある棒(シャフト)に大きな負荷がかかります。降る動作を何度も繰り返すことで、割れたり折れたり曲がったりと、傘全体のバランスを崩す原因となってしまいます。
ポイントは優しくです!
正しい傘のたたみ方
傘をたたむとき、手のひら全体を使ってくるくる~っと回して巻いてませんか?
実はそれ、傘にとって一番良くない方法なんです。
ほとんどの傘にはフッ素系の撥水剤を使って撥水加工が施されていますが、このフッ素は油分に弱いという弱点があります。
人の手には脂がついています。この脂が傘にとっては天敵。脂はもちろんのこと、ハンドクリームが付いた状態の手は絶対NG。
なるべく傘の生地に触れないようにたたむのがポイントです。
じゃあどうやってたたむのが良いのかというと?
長傘のたたみ方
- 傘を巻くときは、生地の折り目をつまむようにして1枚ずつ軸に巻きつけるようにして整えます。このとき片方の手で露先を束ねて持つことがポイントです。
- 傘の生地をなるべく手で触れないように気を付けながら、ベルトで巻きつけてボタンを留めます。
折りたたみ傘のたたみ方
- 親骨を折りたたみます。片方の手でシャフトを持ち折り目を整えていきます。きっちり折り目の山を伸ばします。
- 手で露先を束ねて傘を巻き、ボタンを留めます。
- 最後にシャフトを縮めます。
ポイントはシャフトを一番最後にカシャッと縮めることです。
正しい傘の干し方
傘を濡れたまま放置しておくと、湿気と水分を含んでいるため雑菌が繁殖しやすく、イヤな臭いやカビの原因になってしまいます。また傘が錆びてしまうことも。
傘はしっかり干して乾燥させてからしまいましょう。
屋外で干す場合
天気の日に外で干す場合は直射日光を避け、必ず陰干ししてください。直射日光は色やけや繊維を傷める原因になります。
また風通しの良い場所に置き、できるだけ短時間で乾燥させると臭いが発生しにくくなりますよ。
マンションのベランダなどで干す場合、十分にスペースがないこともありますよね。
そんなときは針金ハンガーをMの字に曲げて物干し竿などに引っ掛けて吊るし、傘をベランダの床に向かって逆さまにして干すのがおすすめ。
内側もきちんと乾くし、強風の日はさすがに飛んで行きますが、それ以外では飛んでいくということもあまりありません。
屋内で干す場合
屋内でも、日光や蛍光灯の光が当たる場所には長時間放置しないようにしましょう。
屋内で干している人が多く使用しているのはお風呂場や玄関です。お風呂場で干すときはドアは開けて風通しを良くしておきましょう。夜に干しておけば翌朝には乾いています。
その他の方法として、水分を布などで拭き取ってからエアコンの近くに置いておく、というのもあります。
正しい傘の水切りの仕方とたたみ方と干し方 まとめ
いかがでしたか?間違った傘の扱い方はしていませんでしたか?
- 傘の水切りは「少し開いて少し閉じて」を優しく繰り返す。
- フッ素系の撥水剤は油に弱い。傘をたたむときは生地になるべく手を触れないように。
- しまう前には干す。屋外では陰干し、屋内では風通しを良くしてから干す。
の以上でした。
雨の日には大活躍の傘。大切に扱ってあげたいものですね。