梅雨はカビが原因で咳が出る?!これってアレルギー?受診すべきは何科?

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梅雨 布団

梅雨に入ってから「咳が止まらない」なんてことはありませんか?
その原因、もしかしたらカビかもしれません。

私は数年前、夜だけ咳が止まらなくて寝られない日が続き、困っていたことがありました。
今回は私の体験を元に、カビが及ぼす健康被害について見ていきたいと思います。

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カビとの最初の接点

一番最初にカビが原因であると思われる症状が出たのは、今から約10年前のこと。結婚して初めての冬を迎えたときでした。

私たちが暮らしていたのは、和室が2部屋ある2DKのアパートでした。その2部屋のうち、北側にある和室の畳に白っぽいカビが生え始めたのです。
驚いて他も探してみると、同じ部屋の押入れの中にもカビがはえていました。

→畳にはえたカビの取り方はこちら

そのうち、家にいることが多かった私に、咳の症状が出始めました。
このときはそれほど重症ではありませんでしたが、将来子供が生まれたときのことを考えると、決して良い環境とは言えなかったため引越を決断。
引越した途端、咳も出なくなりました。

ポイント
住環境を変えると症状が治まることがあります。引越が可能な場合は、検討してみても良いかもしれません。

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梅雨に咳が止まらない

結婚して初めて住んだ家から数え、3回目の引越をしたときのことです。

梅雨頃から、風邪をひいたわけでもないのに夜だけ咳込むようになりました。眠りについてから30分もしたら咳が出て目が覚めます。それが毎日続きました。

最初のうちはドラッグストアで買ってきた咳止めを飲んで何とかしのいでいましたが、とうとう心配になって病院に行ってみることにしました。

最初に行ったのは内科。始めに細菌が原因ではないかを調べるために血液検査を受けました。

血液検査の結果、細菌は検出されなかったので「マイコプラズマではないか?」という疑いは排除されました。
続いて胸のレントゲンを撮ってみましたが異常なし。先生は頭を抱えてしまいました。

内科では結局原因が分かりませんでした。夜だけ咳で悩まされる日々はまだまだ続きます。

その頃は咳で目が覚めると、家族を起こしてしまわないように別室に移って、咳が治まるまで待つという生活スタイルでした。
そのときに、「もしかして布団が原因ではないか?」と気づきました。
別室でそのまま眠ってしまうことがありましたが、そのときは咳が出なかったのです。

「布団が原因かも」から「布団が原因」に確定したのは、布団の打ち直しを依頼したときのことです。

新しく打ち直してもらった布団が宅配で送られてきましたが、そこに私が今まで使っていた布団の内側の写真が添えられていました。
見た瞬間、「うわっ!」と言ってしまうほどの衝撃写真でした。内側にはカビがびっしりはえていたのです。よくこんな布団で寝ていたなと怖くなりました。

ポイント
咳が出るのがいつも同じ環境下の場合、アレルギーの可能性があります。

原因はカビかもしれないと分かったので、アレルギー検査をしてもらうためにアレルギー科を受診しました。

ポイント
アレルギー検査は項目が増えると金額も上がっていきますが、私はスギ・ヒノキ・ハウスダスト・ネコ・カビの5項目を選び、金額は2~3,000円程度でした。(病院によって違うと思いますのでご参考までに)

検査結果はハウスダスト以外、全て陽性。
布団で考えられるのはハウスダストとカビでしたが、これでカビが原因だったことが確定しました。
私はカビのはえた布団で寝続けたことが原因で、カビアレルギーを発症していました。

ちなみにアレルギー科で処方されたのは、ホクナリンテープ(胸に貼って使用。気管を広げる効果のあるもの)と咳止めシロップでした。

ポイント
空気清浄器を使うときは、床上約30センチまでが一番効果があるそう。就寝時使用のときは顔の近くで稼働させると良い、と先生からアドバイスを受けました。


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咳が止まらず受診

その後、家を購入したため再度引越。また咳で悩まされることになり、今度は近所にあった呼吸器内科を受診してみました。

このときは風邪がきっかけで咳が出始めましたが、いつまで経っても咳だけが治りませんでした。咳が出るときはいつも、気道をふさがれているような息苦しさを感じていました。

呼吸器内科では、吐いた息の中にどれくらい二酸化炭素が含まれているかを調べる機械や、気道の腫れを調べることができる機械などがありました。
どれも私が初めて受ける検査ばかりで、さすが専門の機関は違うなと驚きました。

検査の結果、診断は「咳ぜんそく」。咳ぜんそくは喘息の一歩手前の状態です。
このまま放置しておくと、遅かれ早かれ喘息になると言われました。
喘息もアレルギー疾患の一種です。
私はカビアレルギーが原因で、咳ぜんそくにまでなってしまいました。

呼吸器内科で処方されたのは、ホクナリンテープ・咳止めの錠剤・吸入器でした。
呼吸器内科では咳が出たときの対処法としてのホクナリンテープと咳止め、咳が出ないように予防するための吸入器という薬の処方の仕方でした。

まとめ

以上、私のカビが原因の健康被害の歴史をご覧いただきました。

お気づきかと思いますが、受診機関によって原因が分からなかったり、処方される薬に違いがあったりします。
アレルギー科と内科では処方できる薬の種類が違うからです。

もしあなたが、梅雨時期だけになかなか治まらない咳に悩まされているなら、私の経験から一番最初に呼吸器内科を受診されることをおすすめします。
呼吸器内科では、アレルギー科も同時に扱っているところもあります。
もし近くに呼吸器内科が無いようであれば、先にアレルギー科で一度検査をしてみると良いかもしれません。

今では夜に咳が出ることはほとんどありませんが、梅雨時期から夏にかけては、咳が出そうな気配がしたらすぐ吸入器を使っています。そのおかげで咳で眠れない、という日は無くなりました。呼吸器内科の先生も、「ボヤのときに火元を消しておくのが大切」と言われていました。

長く続く咳でお困りなら、すぐにでも受診してください。今ならボヤで済むかもしれません。

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