傘の撥水力を復活させる方法と撥水スプレーの効果的な使い方

※アフィリエイト広告を利用しています

傘
雨の日には大活躍の傘。
何度も使用しているうちに、最近水を弾かなくなってきたな、なんて感じたことはありませんか?水を弾かない傘は水切れも悪いし重いしでがっかり。

新しく買うのも良いですが、お気に入りの傘だとどうにかして復活させたいですよね。
傘の撥水力が落ちるのは、実は撥水加工がなくなったわけではないんです。
その原因も見ながら、傘の撥水力を復活させる方法をご紹介します。

※ご紹介する方法は布製・ポリエステル製の傘のみ有効です。

スポンサーリンク

傘の撥水力が落ちる原因

ビニール傘を除き、ほとんどの傘は最初からフッ素樹脂による撥水加工が施されています。

このフッ素樹脂、傘が新品のときは非常に小さいフッ素が縦にぴんと立っているんですが、これが横に寝てしまうと撥水効果が低下してしまいます。

そしてフッ素樹脂を寝かせてしまう原因とは主に二つ。

  • 傘をたたむときに手で生地に触れる(脂や汚れ)
  • 傘を差したり閉じたりするときに生地同士が擦れる(摩擦)

そしてこれらの原因を取り除くメンテナンスをしてあげることで、一時的ではありますが撥水力が回復することがあります。
まずは撥水スプレーを買わなくてもできる方法を3つご紹介します。

(注:フッ素樹脂も長く使うと取れてくるので、古い傘の場合は完全には戻りません。また古い傘ではフッ素樹脂を使っていないものもあるので、効果が無い場合があります。)

スポンサーリンク

傘の撥水力を復活させる方法

1.洗う

傘をたたむときに手でくるくると巻くなど、傘に触れると皮脂で傘の撥水力が低下します。フッ素樹脂は油に弱い性質を持っているからです。洗って傘についた汚れを取り除いてあげましょう。

【手順】

  1. 洗面器に中性洗剤(台所用洗剤やおしゃれ着洗い用洗剤など)を溶かします。洗剤は10~15倍くらいに薄めましょう。
  2. スポンジに洗剤をつけ、泡立ててから円を描くようにして傘の表面を優しくこすります。
  3. 外側が終わったら、内側も同じようにこすります。
  4. シャワーなどでしっかり洗剤を流します。
  5. 洗い終わったら陰干しでしっかり乾かしましょう。

2.ドライヤーで温める

摩擦によって倒れてしまったフッ素樹脂は、熱をかけると元の状態に戻ることが分かっています。傘にフッ素樹脂が残っていれば、ドライヤーの熱で撥水力を復活させることができます。

【手順】

  1. 傘の生地表面を霧吹きなどで軽く濡らします。
  2. 生地から2〜10cmくらい離してドライヤーで温風をかける。
  3. 生地の折り目部分、骨の先端や生地の端の部分は、ドライヤーをゆっくり動かして念入りに温風をかけましょう。

注意点:近づけすぎないでください。同じ箇所にドライヤーを30秒以上あてないでください。

3.アイロンをかける

先に紹介したドライヤーと一緒で、熱を加えて復活させる原理です。
アイロンをかけるときは傘が乾いている状態で行ってください。

【手順】

  1. 化繊に使用できる温度(低温)で一面ずつアイロンをかけます。ゆっくりと丁寧に行います。
  2. 表側が終わったら、同じように裏側からもアイロンをかけます。

注意点:同じ場所に何度もかけたり、温度が高すぎると溶けます。色落ちすることがありますので、目立たない場所で試してからアイロンを使用してください。

傘を復活させる撥水スプレーの使い方

今までは撥水スプレーを用いない方法をご紹介しました。ここからは撥水スプレーを使った撥水力回復の、効果的な使用手順をご紹介します。傘がよく乾いているのを確認した上で、スプレーを使用してくださいね。

【手順】

  1. 傘から20~25センチの離れたところからスプレーします。
  2. スプレーし終わったらよく乾かします。
  3. また1 の手順でスプレーします。
  4. 再びよく乾かします。

注意点:必ず屋外で行ってください。

コツはたっぷりスプレーしないこと。たっぷりスプレーするとよく水を弾くように思いますが、かけ過ぎるとせっかくのフッ素樹脂が寝てしまいます。スプレーは傘から離してさっとスプレーしましょう。
傘を完全に乾かした上でもう一度スプレーするのがポイントです。

スポンサーリンク
 

まとめ

傘の撥水力回復のためにできること

  • 洗う
  • ドライヤーで温める
  • アイロンをかける
  • 撥水スプレーは2回

の以上でした。
傘を買い替える前に是非試してみてくださいね。

★関連記事→できてる?正しい傘の水切りの仕方・たたみ方・干し方

こちらもおすすめ!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする