日本で唯一、県境を越えて共同開催されている大きな花火大会「関門海峡花火大会」。
そのため門司側からと下関側からと、海峡を挟んで両側から楽しめる花火大会となっていますが、下関側から花火を鑑賞するとしたら?
ここでは関門海峡の花火大会のあまり知られていない下関側おすすめ穴場スポットをご紹介します!
関門海峡花火大会の下関側の穴場スポット
とにかく暑いのはイヤだという人向け
とにかく夏は夜でも蒸し暑いですよね。
そんな中、少しでも涼しい場所で「暑さに体力を奪われることなく涼しく花火を鑑賞したい」という人向けのおすすめスポットがこちら!
海響館の出口側ロビー
海響館は下関が誇る水族館ですが、普通は水族館っていったらお金を払わないと入れませんよね。ところが出口ロビーだけは無料で入れるようになっています。
海響館の出口ロビーに入るには、唐戸桟橋のある側から入る必要があります。入り口側から入るのはもちろんダメ。
出口ロビーには大きなクジラの骨の標本が展示してあるんですが、その無料スペースがある場所はガラス張りになっているため、門司港会場の花火を見ることができるんです。
デメリットとしては位置的な関係で下関会場の花火は見ることができないし、海響館の中からより外で見た方が断然迫力があるので物足りない感はあります。
でも何よりエアコンが効いているので涼しいですし、無料ですからね。
17時頃には陣取り合戦が始まっているので、ここから見たい方は早めの夕方から行ってみるのがおすすめ。
海峡ゆめタワー
海峡ゆめタワーの28階にある展望室からは、門司と下関の両方の花火を楽しむことができます。
特に間近で上がる花火が目線と水平の位置にまで来るため、花火を真横から見ることができるんです。
もちろん室内はエアコン環境下。涼しく、迫力ある花火を見ることができるため、人気の穴場スポットとなっています。
そのため花火開始の2時間前から混雑していて、特に花火開始30分前と打ち上げ終了後はエレベーターの順番待ちで時間がかかります。
混雑を避けたいときは早めに行って早めに切り上げると良いかも。
またチケット売り場もかなり混雑しているんですが、事前にコンビニの端末でチケットを購入することができます。
事前購入すると、チケット大人600円のところ480円と最安値料金になるんです!
チケットの事前購入ができるコンビニは以下のとおり。
- セブンイレブン
- ローソン
- ミニストップ
- ファミリーマート
- サークルK・サンクス
また海峡ゆめタワーを利用すると、海峡メッセ下関駐車場の5時間無料券がもらえますよ。
★海峡メッセ下関駐車場営業時間
最終入庫 21:00 最終出庫 23:30
他の要素も掛け合わせ楽しみたい人向け
人出の多い花火大会では、良い場所で花火を見ようと思ったらまだ早いうちから場所取りをして…なんてことがザラですよね。
そこで場所取りに費やす時間を何か他のことに費やしたいという人におすすめなスポットがこちらです。
はい!からっと横丁の大観覧車
「はい!からっと横丁」とは、海響館の横にある海に面した遊園地です。
この遊園地、普段は入場料無料なんですが、花火大会の日は小学生以上につき1人500円が必要になります。(小学生以下は無料)
そしてこの遊園地にある大観覧車。普段は1周15分で700円のところ、花火大会の日はゴンドラ1つを専有できるチケットがあり、2,000円出せば6人まで乗ることができます。
デートや友達同士で行けば盛り上がること間違いなし!家族連れなら遊園地で遊んだ後は観覧車で花火というコースも良いですよね。
巌流島
巌流島は言わずと知れた宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦となった場所ですよね。
巌流島へは橋が架かっていないので連絡船で渡ることになりますが、時間は10分程度。
ここは花火の写真を撮りたい人やカップル、家族連れに人気の隠れスポット。人でひしめく場所で花火鑑賞ということはなく、海岸線でのんびりと花火を鑑賞することができます。
巌流島の良い点は、花火が始まるまでの間、BBQをしたりテントで休んだりと、思い思いにゆったりと過ごせるところ。
ただし巌流島に行く船があまり大きくないので、昼過ぎ頃には船の順番待ちで混雑します。帰りもまたしかり。
注意!・無人島のため、急病や怪我の対応ができないという理由でキャンプはできません)
・島には水道設備がありません。(トイレは井戸水を使用しています)
巌流島渡船(森造船)は原則として予約が必要なチャーター便ですが、客数に余裕があるときは予約なしでも乗せてくださいます。
お願いしておけばどんなに遅い時間になってもきちんと対応してくださるので、もしものときはお願いしてみてください。
下関大丸のビアガーデン
お酒好きの人におすすめしたいのがビアガーデンから見る花火大会です!
下関大丸は下関駅のすぐ目の前にあるデパート。毎年夏の間、下関大丸では屋上でビアガーデンが開かれているんですが、ここからビールを飲みながら花火を鑑賞することができるんです。
海側まで距離があるので全ての花火を見ることはできませんが、人混みにもまれて立って花火を見ることを考えたら天国です。
体力はあるが混雑はイヤという人向け
花火大会はとにかくたくさんの人が一度に集まるため、混雑が必須ですよね。
そこで混雑を避けるために多少の体力は消耗しても構わない、という人向けのおすすめスポットがこちら。
亀山八幡宮
亀山八幡宮は唐戸市場の道路を挟んだ向こう側にあり、街中の小高い場所に位置しています。
大きな鳥居が目印のこの八幡宮の鳥居をくぐり、長い階段を上って右側に進むと関門海峡を一望できるデッキスペースがあります。
しかもここ、花火開始間近になっても人がほとんどいません。
石段を上っていかなければいけないので足腰に自信のある方にしかおすすめできませんが、かなりのレアスポットです!
門司港側の花火と両方見たいという人向け
下関側の花火はもちろんのこと、やっぱり門司側の花火も見てみたい。
そんな両方の花火を楽しみたい人向けのおすすめスポットがこちら。
みもすそ川公園
みもすそ川公園は関門橋の真下にある公園。近くには関門トンネルを歩いて渡ることができる人道入り口があります。
また公園のある海岸線にずっと伸びる遊歩道は改修工事により道幅が広くなり、遊歩道からはどの位置でも下関側と門司側の花火の両方を見ることができます。
ただ下関駅からちょっと距離があるので、バスで関門トンネル人道入り口(下関側)の近くで降ろしてもらえる「御裳川(みもすそ川)」バス停まで行きましょう。
おわりに
関門海峡花火大会・下関側の穴場スポットをご紹介しました。
下関側は打ち上げ場所が分散しているため、1か所当たりの打ち上げ数は少ないように感じます。
その代わり門司側では見られない船上花火が見れたり、それぞれの会場に人が分散されているため、門司側よりか混雑はいくらかマシです。
そうは言っても花火終わりの道路や駅は必ず混雑しますので
- 花火を最後まで見ずに途中で切り上げて帰路に着く
- 終電を狙ってその間は居酒屋などで時間をつぶす