うちの場合、子供が3歳くらいのときに初めてノロウイルスにかかりました。
最初は嘔吐から始まったんですが、そのときはまさかノロとも思わず、嘔吐した後は特に消毒もせず処理してしまいました。
それまで元気で熱もなかったので、食べ過ぎか何かだと思ってしまったんですよね。
知識がなかったせいでその後、子供→私→旦那の順で家族全員ノロで撃沈。もうね、家族全員倒れると本当にしんどいです…。
それ以降、嘔吐したら何だろうと徹底的に消毒するようになりました。そのお陰で家族全員撃沈という事態は免れています。
今回はノロウイルスが原因で嘔吐した場合の
・嘔吐したときに使う消毒液
・嘔吐したときの処理の仕方
をご紹介します。
ノロウイルスによる嘔吐にはどの消毒液?
ノロウイルスは乾燥に強く、60度程度の熱や胃酸でも死滅しません。わずか数個しかなくても感染すると言われている、感染力の強いウイルスです。
そのため嘔吐物があった場所はもちろんのこと、トイレやドアノブなどといった手指が触れた場所は消毒をしておきましょう。
カーテンや日用品からなどもウイルスが検出されるというデータがありますので、消毒は入念に。
ノロウイルスの消毒に使うのは「次亜塩素酸ナトリウム」です。
我が家が常備しているスプレーがこちらなんですが↓
こんな感じで成分に「次亜塩素酸ナトリウム」とあります。
これは食品添加物から作られている商品なので、口に入る心配のあるものにも使用できます。ペットや子供がいる場合には安心です。
またこういった次亜塩素酸ナトリウムが無いときは、家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤で代用ができます。
【代用可能な家庭用の塩素系漂白剤の例】
- ハイター(花王)
- キッチンハイター(花王)
- キッチン泡ハイター(花王)
- トイレハイター(花王)
- カビキラー(ジョンソン) など
上記のものが家にある場合は代用ができます。裏面の成分表を確認してみて下さいね。
うちにあった安いキッチン用ブリーチの成分を確認してみたら、次亜塩素酸ナトリウムが含まれていました。
キッチン用のブリーチにはだいたい含まれているようです。
ちなみに色柄物にも使える衣類用ブリーチは、主に酸素系なので使えません。
★参考記事→
面倒な計量なし!ハイターでノロウイルス用消毒液を作る方法
長い間、ノロウイルスにはアルコール消毒は効果がないとされていました。
しかし近年ではアルコール消毒も有効だということが言われています。
主に推奨されているのは「次亜塩素酸ナトリウム・熱湯・加熱・アイロンによる加熱」による消毒方法ですが、これらが使えないものに対しては、やむをえないケースとしてアルコール消毒も勧められています。
ですので、アルコールが全く効果がないとは言えないようです。
ノロウイルスによる嘔吐のときの処理の方法
ノロウイルスは人の小腸で増殖すると言われています。そのため、嘔吐した場合は小腸の中にあった内容物と一緒にウイルスが排出されています。
また主な感染経路は経口感染ですが、空気感染もするのでとっても厄介。
ノロウイルスの主な症状は下痢と嘔吐ですが、処理が不十分だと乾燥したウイルスが空気中に漂い、これが口に入って感染することがあるんです。
嘔吐物が乾燥しないうちに、床などに残らないようにすぐに処理をすることが大切です。
処理の手順
- 使い捨てのマスクと手袋を装着します。手袋は二重にしておくと便利です。(使い捨てのエプロンもあるとより望ましい)
- キッチンペーパーやティッシュ、トイレットペーパーなどで嘔吐物を静かに拭き取ります。
- 拭き取った後は次亜塩素酸ナトリウムをスプレー、またはティッシュなどに染み込ませて拭き取ります。
- 消毒した後は水拭きをします。
- 拭き取りに使用したペーパー類・手袋(二重にしたうちの外側)はビニール袋に入れ、完全に密封してから捨てます。このときにビニール袋の中にも次亜塩素酸ナトリウムを入れておくと更に安心です。
- 処理後は感染防止のため、ウイルスが屋外に出るように十分に換気を行います。
処理の手順は以上になります。
※次亜塩素酸ナトリウムは性質上、金属を腐食させてしまいます。金属部分に使用するときは水拭きを十分に行ってください。
処理をするときは衣服などに付着しないように気を付け、処理後はしっかり手洗いをしましょう。
【正しい手洗いの仕方】
おわりに
ノロウイルスが原因で嘔吐をしたときに使える消毒液と、その処理の仕方をご紹介しました。
またノロウイルスは何度でもかかる可能性があるので、予防のためにもしっかりと正しい手洗いをしてくださいね。
★参考記事→ノロウイルスの消毒を布団・カーペット・ソファーの洗えない物にする方法