結婚式の招待状が来たものの、やむを得ず欠席をすることになった場合。
招待状の返信はどうやって書くのがマナー?
どの字を消す?
使うペンの種類は?
結婚式の招待状に欠席の返信をするときの書き方と共に、一言添えるメッセージ例文をご紹介します!
結婚式招待状の返信で欠席するときの書き方
招待状の返信のときによく分からなくなるのが、「どの字を線で消せば良いのか」ということですよね。
欠席をするときの返信の書き方がこちら。
①「御」と「御出席」を二重線で消す。線を引くときは定規を使うと丁寧です。
②手書きで書き加える。
③「御」と「御芳」を二重線で消す。
④一言メッセージを書き加える。
※宛先が「行」になっている場合は二重線で消して「様」に書き換えること。
使うペンの種類は?
できれば毛筆や万年筆を使って書くのがベターです。
しかし最近ではボールペンで書くことの方が多いので、その場合はグレーなどの色の薄いものは避けましょう。色の薄いものは香典などの不祝儀を表すときに使うものだからです。
黒一色で書くように気を付けましょう。
結婚式招待状の返信で欠席の理由はどうする?
結婚式の招待状で欠席をお知らせすることになった場合、理由は何と書けば良いんでしょうか?
理由としては様々あると思います。
仕事で都合がつかない・赤ちゃんがいるので迷惑になりそうだから・法事と重なったなどなど、都合がつかずに欠席するときはどうしたら?
欠席の理由を書くときは、結婚はおめでたいことなので、理由を素直に書いて水を差すことがないように気を付ける必要があります。特に法事で欠席の場合なんかですね。
欠席の理由はずばりと書かず、ぼかして書くのがマナー。
例えば
- 残念ながらどうしても都合がつかず…
- せっかくですが、どうしても所用があり…
- 大変残念なのですが、前からの予定がどうしてもはずせず…
という感じで、「本当は出席したい」という気持ちが伝わるように書きます。
相手と親しい間柄で直接理由を聞かれることがあれば、そのときには素直に参加できない理由を話しましょう。
どのタイミングで返信する?
招待状には返信の期日が設けてありますが、期日ギリギリに出すのはマナー違反。招待する側は返事によって料理の数や席次を決める必要があります。目安としては受け取ってから1週間以内に出すようにしましょう。
しかしどうしても予定がはっきりせず、出席できるかどうか微妙なときもありますよね。
相手と親しいときは電話で事情を話し、ギリギリまで返事を待ってもらうこともできますがこれは特例です。ギリギリまで待っても参加できるかどうか分からない場合は、「欠席」としておく方が無難です。
また最初から外せない予定があり、すでに欠席が決まっている場合。
すぐに欠席の返信をすると、相手に「出たくないのかな」と思われてしまうかも。この場合はすぐに返信をせずに少し待ってから、こちらも1週間以内に出すようにしましょう。
結婚式招待状の返信で欠席するときに添えるメッセージの例文
欠席で返信するときは、出席のときより多めにお祝のメッセージを添えると印象が良くなります。
欠席するときのメッセージ例文はこちら。
せっかくご招待いただきましたが
残念ながらどうしても都合がつかず出席できません
お二人の幸せを心よりお祈り申し上げます
ご丁寧に招待いただきましたが
所用のため大変残念ですが欠席させていただきます
お二人の末永い幸せをお祈り申し上げます
メッセージを書くときはここに注意!
結婚式の招待状には、「お祝ごとには終止符を打たない」という理由から句読点を打ちません。
そのため、できれば返信の際に添えるメッセージにも句読点を打たずにお返しすると印象が良くなります。
また人の死や不幸を連想させるような言葉や、「重ねて・度々」などの重ね言葉と呼ばれるものなど、忌み言葉は使わないようにしましょう。
おわりに
結婚式に欠席するときの、招待状の返信の書き方についてご紹介しました。
招待されていて出席できないときは、マナーとして結婚式場に祝電を打つことを忘れずに。
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